日銀のQQEはどこに行き着くか-後編 | Money Management!

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日銀のQQEはどこに行き着くか-後編


みなさんこんにちは。

前回は日銀の量的質的緩和(QQE)について
少し考えてみました。

内容は

1.政府によって行われる構造改革は、アチコチ抵抗勢力が
いて、時間と労力がずいぶんとかかる。

2.それに対し日銀が行う金融政策には機動性がある。

3.日銀は建前では政府から独立しているが、人事権の行使
により間接的に政府は日銀の政策を誘導できる。

4.したがってこれからも日銀による金融政策頼みが続く。

こんな感じでした。

今回は後編として、日銀の金融政策の行方と、
そのことが私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか・・・
このような点ついて考えますが多分怖いお話になると思います。

先月日銀は未踏の領域に入りました、
つまりマイナス金利の採用です。

これで日銀は

・マネーの量
・買い入れる金融商品(即ちオーソドックスな日本国債だけではなく、
ETFやREITまで対象にするという意味で)
・金利

という3点で異次元な金融緩和の時代に入ったといってよいでしょう。

これに対し市場では、すでに日銀の政策は限界を迎えつつあるのでは
ないかという不安が台頭しつつあるといってよいでしょう。

上記3点を強化することにより、いくらでも金融緩和を進めることは
できる・・・黒田さんは常々このようにいいますが、どうやら市場は、
冷ややかに見始めたといえるでしょう。

例えばマネーの供給策です。

『年80兆円の供給でダメなら100兆円刷ればいいだろう、
なんなら120兆円に増やしてもいいんだよ。』

仮に日銀がこのように考えたとしたら、
なにやら危うげです・・・

かれこれ3年にわたり紙幣の増刷を行ってきた結果、
すでに日銀の資産総額は我が国GDPの70%を超えています、
このまま年80兆円のペースで一万円札を刷り続ければ、
来年いっぱいで日銀の資産残高はGDPを上回る計算です。

べつに日銀の資産がGDPを超えても、直ちにどうということは
ないのですが、一つの危機ラインとして意識されるのでは
ないかと思います。

ちなみに米国の場合、FRBの資産総額は約4.5兆ドルで、
これは同国GDP比26%ほどにすぎません。

もし市場が、マネーと実体経済のバランスの悪さに対し
疑念を持ち始めるとしたら、いったいどのようなことが
起きるのでしょう・・・

ちょっと怖い気もしますが、ここまでくれば
考えないわけにはゆきません。

まず考えられるのは、円紙幣に対する信認の低下だと
思います、紙幣を紙幣たらしめているのは、発行主体に
対する絶対的な信頼です。

この信頼がなければ紙幣はすでに紙幣ではなく、
ただの紙切れです、たとえ一気に円に対する信認が
失われなくても、例えば数か月、あるいは数年という時間軸で、
徐々に信頼感が薄れてゆく可能性があるでしょう。

言い換えれば強めの資産インフレです。

二つ目に考えられるのは、日本国債への信認の低下でしょう、
これは紙幣に対する信認の低下と同義です。
日本国債は売られ、高い利息を付けなくては国債の買い手は
見つかりません、つまり金利の上昇です。

ここのところ続いた低金利によって、日本政府が支払う
国債の利子(利払い費)は低くおされられてきましたが、
国債の金利が上がれば逆のサイクルが生まれるでしょう。

政府が支払う国債の利払い費は増え、財政は悪化するでしょう、
財政の悪化によって国債の発行額は増え、それがさらに利払い費の
増加要因になります。

このようにして悪循環が生まれると、なかなか止めるのは
難しく、よく言われるように財政破綻が現実味を帯びてくる
のかもしれません。

三つめは為替市場における円の信認低下で、
これも根っこの部分は上記二つの現象と同じです。

円に対する国際的な信用が低下すれば、為替市場で
円は売られることになるでしょう。

上記をまとめれば、円安、物価高、金利の上昇で、
もしこのような状態を迎えれば、私たち庶民の生活は
かなり大きな打撃をこうむることになるはずです。

すみません・・・すこし悲観的なお話しをしてしまいました。
が、最悪のシナリオとして頭に入れておきべきでは
ないかと思います。

もちろん私たちは今を生きる日本人として、
次の世代やその次の世代への責任があります。

私たちの時代にこのような悲惨な状態にならないよう、
進んで痛みを受け入れる必要があるのではないでしょうか。


では今回はこのへんで。
(2016年3月18日)



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