資産運用としての美術品収集 | Money Management!

Money Management!

独立FP法人 銀座なみきFP事務所

銀座なみきFP事務所

このBlogの著者田中のメルマガ『一緒に歩もう!小富豪への道』
ただいま11,000名が読んでいます。私たち購入者側から見て、本当に価値ある商品は何かという視点で株、債券、オフショアファンド、不動産ファンドなど最先端の金融商品を、田中独自の目で丁寧にご紹介いたします。
メールアドレス
登録はもちろん無料!!
●田中の「銀座なみきFP事務所」ホームページはこちらへご覧ください。
●メルマガの配信には『まぐまぐ』を使用しております。ご安心下さい。
資産運用としての美術品収集

みなさんこんにちは。

日本や中国のコンテンポラリー・アート(現代美術)が今
人気を集めているようですね。

奈良 美智(ナラ ヨシトモ)、村上 隆(ムラカミ タカシ)、
天明屋 尚(テンミョウヤ ヒサシ)・・・正直申し上げて、
今をときめく彼らの作品をみても、私など全く心を動かされること
はありませんし、どうして彼らの作品が(時に)数億といった高額で
取引されるのかも理解できません。

いまのコンテンポラリー・アートに対する熱狂を見ておりますと、ちょうど
数年前のITバブル時のソフトバンクやヤフーの株を思い出して
しまいます。

作品そのものに価値を見出して購入するのではなく、そこに
将来お金が流れ込んでくることを期待して、自らのお金をつぎ込む・・
ただそれだけのような気がしてなりません。

コンテンポラリー・アートが金融商品として注目されているからでしょうか、
ここのところ時々「資産運用先として美術品をどう組み入れてゆけばいいか」
的なマスコミの取材を受けますが、私は資産運用としての美術品については、
「誰にでもお勧めできるようなものではない」と申し上げております。

なぜなら美術品は他の金融資産と比べ、明らかに性格が異なる
点がいくつもあるからです。

・第一に流動性が低い点

株や債券のようにリアルタイムで価格が決定されるような市場は
なく、売却・購入に際し時間と手間がかかります、例えばオークション
に出品する場合、出品準備から手元に売却代金が届くまで、
3〜4ヶ月かかり、それなりの労力が要求されます。

・第二に資産としての価値認定が難しい点

たとえば株や債券を保有している場合、それぞれ銘柄ごと市場価格
がありますので、御自分の現在の資産総額を明確に把握することは
容易です、対して美術品はといいますと、基本的には相対(あいたい)
の取引で価格が決定されますので、実際に売れて換金されるまで、金融用品
としての価値算定はできないということになり、保有中はあくまで、
評価額ベースで資産明細にリストしておかざるを得ないという
ことになってしまいます。

・第三にむしろ換金時に大きく価格変動する点

一般の金融商品は、保有中に価格は変動しますが、売却時には
ほぼ想定された価格で売却が可能です、これに対し美術品は
保有中よりむしろ売却の瞬間に大きく価格変動することがあります、
例えばたまたまオークションの会場に、数名の熱狂的なコレクター
(やコレクターの依頼を受けた美術商)がいれば、想定外に価格はつり
あがりますし、その逆もありえます、そこまで含めて考えますと、
美術品は結構価格変動リスクの高い金融商品といえるのではない
でしょうか。

このような美術品特有な注意点がある一方で、美術品ならでは
の素晴らしい点もあります。

・第一に実物を所有するという安心感

冒頭申し上げたように、美術品といえどもバブル的な投機マネー
から逃れることはできません、いっときの人気で大枚をはたいて
求めたコンテンポラリー・アートが暴落・・・といったことに
ならないとも限りませんが、世代を超えて愛される名品には、
やはり株や債券などのペーパーマネーとは異なり、資産そのもの
を所有しているという安心感があります。

・第二にインフレ耐性がある点

美術品を金融資産としてみた場合、株や不動産と同じくインフレに
価格が追随する傾向がみられ、インフレヘッジに有効です。

・第三に保有中は、価格変動から開放されるという精神衛生上の効用
 がある点

美術品も金融商品としての側面があるかぎり、理論的にはおそらく
日々価格変動しているのかもしれません、上記「第二に資産としての
価値認定が難しい点」の逆説ではありますが、価値評価が難しいがゆえに
保有者は日々の価格変動を苦にしなくてすむともいえます、美術品は
目でみて安らぎを得るという効用もありますが、金融商品としても
持つ人の心に優しい投資対象でもあります。

以上見てまいりましたように、美術品には他の金融商品では
見られない独特の長所、短所がいくつもあるように思います。

商売がら私はイロイロな金融商品をウオッチしていますし、またそれぞれ
の長所短所も熟知しているつもりです、美術品について申しあげれば
決して大きなリターンを狙える商品ではないと思いますし、機動性の
点や売買手数料の点では、どうひいき目に見ても優れた商品とは
いえません。

それでも私は、ある程度以上の金融資産をお持ちの方で、美術品に
興味をお持ちの方は、是非資産ポートフォリオの片隅に美術品を
加えて頂きたいと思います。

株や債券とは違い、保有中は一切の金銭的なリターンをもたらしては
くれませんが、美術品は必ず皆さんの生活を、もう少し豊かにくれる
はずです。



では、今回はこのへんで。
(2008年3月18日)
| ginzafp | 資産運用 | 13:41 | comments(0) | trackbacks(9) |
このBlogの著者田中のメルマガ『一緒に歩もう!小富豪への道』
ただいま11,000名が読んでいます。私たち購入者側から見て、本当に価値ある商品は何かという視点で株、債券、オフショアファンド、不動産ファンドなど最先端の金融商品を、田中独自の目で丁寧にご紹介いたします。
メールアドレス
登録はもちろん無料!!
●田中の「銀座なみきFP事務所」ホームページはこちらへご覧ください。
●メルマガの配信には『まぐまぐ』を使用しております。ご安心下さい。
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 13:41 | - | - |









http://ginzafp.jugem.jp/trackback/180
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/03/26 4:11 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/03/26 7:08 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/03/26 7:37 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/03/26 8:01 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/03/26 11:57 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/04/01 5:41 PM |
桃山時代の絵画
都市の風俗画の全盛期ともいえる、桃山から江戸初期の近世美術史について
| 日本の近世美術 〜文化・風俗〜 | 2008/04/08 12:32 PM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2009/07/01 10:51 AM |
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2009/07/28 9:48 AM |
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
Click Here!
このページの先頭へ


一緒に歩もう!小富豪への道』(ID:0000141697) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。
登録フォーム
解除フォーム
まぐまぐ
『まぐまぐ!』から発行しています。