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このBlogの著者田中のメルマガ『一緒に歩もう!小富豪への道』
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2017年型ポートフォリオを考える

 

新年あけましておめでとうございます、

今年もこのメルマガと銀座なみきFP事務所を

よろしくお願いいたします。

 

さて新年一回目のメルマガでは、恒例の今年の相場予想を

送らせていただきます。

 

初めてお読みになる方は、あまりに長いのでビックリ

されるかもしれませんが、年初恒例のロングメルマガですので、

よろしければお付き合いください、毎回毎回こんな長いわけでは

ありませんので・・・

 

ただこの年初メルマガの予想は手前みそながら

毎回精度が高く、今年一年の皆さんの資産運用に、

参考にしていただける部分もあるのではないでしょうか。

 

前置きはこれくらいにして、以下は今回の構成です。

 

1.今年の重要ポイント

2.地域別経済の予測

3.各種相場の流れと投資スタンス

4.2017年型推奨ポートフォリオ

 

例年通り今年もソコソコ長くなると思います。内容は

後になるほど少しずつ具体的な話になってゆきます。

 

お忙しい方は12を読み飛ばしていただいても大丈夫ですが、

12を合わせてお読みいただくことにより、より分かりやすく

なると思います。

 

1.2017年世界経済のポイント

 

まず今年の世界経済を考えるうえで、重要な要素を

いくつか挙げたいと思います。

 

1)アメリカ新大統領の経済政策

 

トランプ次期大統領の経済政策の特徴として

 

・法人税と所得税の減税

・大規模なインフラ投資

・規制の緩和

 

3点を挙げることができますが、おそらくこの経済3点セットは、

かなり高いレベルで実行されると思います。

 

一方で実体経済への影響という意味ではどうでしょう、これらの

政策はいずれも即効性に乏しく、少なくとも2017年の米国経済を

大幅に引き上げることはないでしょう。

 

昨年の大統領選挙以降、株や債券、為替などすでに上記を

織り込む形で大きく動きましたが、相場は本来の効果をかなり

先食いしてしまった可能性が高いのではないでしょうか。

 

2)中国経済のゆくえ

 

数年前までの話題といえば中国の外貨準備の膨張でしたが、

昨今では様変わり、逆に中国からはマネーが逃避し、外貨準備

の急減が世界の心配事になりつつあります。

 

中国発の経済危機は起きないか・・・

市場ではこんな声も聞かれ始めました。

 

ただ足元の経済を細かく見ればどうでしょう、

マネーの流出は止まる気配がありませんが、実体経済のほうは

政府の下支え策の効果もあり、循環的な回復過程に入ったと

いそうです。

 

輸出や輸入の実績、

製造業の景況感指数、

小売売上高

 

などの直近の推移を振り返りますと、

どうやら中国経済の底は昨年央だった可能性が高いと思います。

 

従って今年一年という時間軸で申し上げるなら、

中国経済が我が国やアメリカ、そして世界経済の足を

大きく引っ張る心配はないでしょう。

 

ただし同国の経済政策に対しては相変わらず注意が必要

だと思います、例えば今年一年で変動相場制に移行することは

無いにしても、マネーの流出を止める強めの政策は不可避でしょう。

 

昨年の前半や一昨年の夏のように、それが世界の株や為替の

変動要因になる可能性は高いのではないでしょうか。

 

3)ヨーロッパの政治

 

昨年のBrexit以降、ヨーロッパで孤立主義の動きが台頭して

きましたね、今年も年初からフランスの大統領選挙、

イタリアやドイツの総選挙など欧州は政治の季節を迎えます。

 

なかにはイタリアのように、あからさまにEU離脱をうたう

政党の台頭もあり、選挙の行方によってはEU崩壊の懸念が、

年内どこかで世界を揺るがすかもしれません。

 

 

 

では上記のような前提に立った場合、世界の各地域の経済は

どのように推移してゆくのでしょうか。

 

 

 

2.地域別経済の予測

 

 

1)アメリカ

 

上記で申しましたように、トランプ次期大統領の経済3点セット

(減税、インフラ投資、規制緩和)に即効性はありません、

議会で可決し、施行されるのは早くて年後半ということに

なるでしょう。ですから実態経済の成長に貢献するのは、

来年ということになるはずです。

 

ただしだからといって今年アメリカ経済が停滞するとは思えません。

 

原油価格の回復によって企業の業績は拡大傾向ですし、雇用も

好調を維持しています、賃金の上昇も加速しそうな雰囲気です。

 

この流れは今年途絶えるとは思えず、アメリカ経済は今年

やや加速するのではないでしょうか。

 

FRBは年内3回の利上げを想定していますが、上記のような

環境を前提にすれば、想定通りのペースで利上げが

実施される可能性が高いと思います。

 

利上げのピッチが速すぎて、米国経済を下押してしまう

のではないかとの不安も耳にしますが、過去数年のイエレン議長の

慎重な姿勢を見ていますと、僕はその心配も不要だと思います。

 

経済の拡大ペースを見ながら適切な金融引き締めを

実行できるのと期待しております。

 

従って今年のアメリカ経済は、やや強めの成長を期待して

いいと思います。

 

2)日本

 

日本経済は昨年前半から年央にかけ停滞が見られましたが、

すでに昨年後半からの循環的な回復過程に入ったようです。

 

昨年の年初に急速に進んだ円高の影響で、今年度上期の企業業績は、

7%程度の大幅な減益となりましたが、今後はどうでしょう・・・

 

今期を通期でみれば逆に増益になる可能性が高いでしょう。

 

しかもその前提となる各社の業績予想は、概ね1ドル=102円程度と

ずいぶんと円高水準に設定されています。

 

仮に今年3月まで1ドル=115円程度の円安状態が続けばどうでしょう、

おそらく今期(20173月期)は、7%程度の増益となるのでは

ないでしょうか。

 

ただし今年の日本株を予想するうえでは、20173月期(すなわち今期)は、

すでに過去のお話しで、今後の焦点は徐々に来期(20183月期)に

移ってゆくことになります。

 

かりに今年いっぱい1ドル=115円程度の円安状態が続けば、

来期はさらに二けた増益を達成する可能性も十分あるでしょう。

 

一方で少し気になることもあります。

 

仮に上記のように今年いっぱい日本経済が好調に推移すれば

どうでしょう。

 

日銀は過去5回にわたり2%のインフレ達成時期を先送りしてきましたが、

今年の秋風が吹くころにインフレ率2%が見えてくるかもしれません。

 

もちろん今年や来年に2%インフレを達成できるとは思えませんが、

例えば年末あたり1.0%程度のインフレ傾向がでてくればどうでしょう。

 

相場は先を読んで動きますので、(日銀の量的緩和の縮小=テーパリング)を

先読みし、金利が急騰する可能性も十分あるでしょう。

 

このようなことから今年の日本経済の最大の懸念として僕は、

金利の上昇を挙げておきたいと思います。

 

3)中国

 

経済の実態だけをみると、今年の中国は決して悪くはないと思います。

 

昨年に続き(公称)6.56.7%程度の成長を維持できるのでは

ないでしょうか。

 

特に製造業が昨年後半から好循環モードに入ってきたと思いますし、

政府はインフラ投資や減税を使いながら、今年も一定の成長性は

維持できると思います。

 

一方で冒頭に申し上げたように、マネーの流出には注意が必要です。

 

断続的に行ってきた人民元買いの結果、一時は4兆ドルもあった

外貨の準備はすでに3兆ドルまで減りました。

 

このままのペースで元を買い支え続ければ、年内のどこかで

2015年夏のような)人民元の切り下げや、極端な場合

変動相場制への移行といったビッグニュースが飛び込んで

くるかもしれません。

 

その場合、一昨年のような世界的な株安と円高を覚悟しておかなければ

なりません。

 

 

4)ヨーロッパ

 

冒頭申し上げたようにヨーロッパは今年政治の季節を迎えます。

 

イタリア、フランス、オランダ、ドイツなどで昨年の英米同様、

一国孤立主義の機運が高まるのではないでしょうか。

 

場合によってはEU崩壊の連想から、世界の株、債券、為替は

一時的に大きく上下動するかもしれません、そのリスクは頭に

入れておきたいと思います。

 

ただし経済に注目すればどうでしょう。

 

昨年のBrexit2012年以降断続的に起きた欧州債務危機などを経験し、

すでに欧州は慢性的な低成長地帯に落ち着いてしまった観があります。

 

つまり世界経済は欧州の低成長や混乱を前提にして成り立って

しまっているわけで、よほど大きなマイナス成長に陥らない限り、

欧州発の経済危機はないと思います。

 

 

3.各種相場の流れと投資スタンス

 

1)株式と為替

 

昨年のアメリカ大統領選挙以降、世界の先進国株はずいぶん上がりましたね、

ただしアメリカ株に関していえば、相当先の経済まで株価は先食いして

しまったのではないでしょうか。

 

仮にトランプさんの経済政策が機能したとしても、その効果が表れるのは

来年以降になると考えておくべきでしょう。したがって今年前半のアメリカ

株は、よくてせいぜい現状程度のボックス圏ではないかと思います。

 

ただし年の後半以降は、来年のトランプ効果を織り込む形で上昇に転じる

可能性はあると思います、来年度の企業業績が10%増益になると想定し、

アメリカ株も年末には現状+10%、すなわちダウ平均ベースで21000ドルは

あると思います。

 

日本株に対して僕はさらに強気です。

 

前段で申し上げたように、20173月期の企業業績は、

1ドル=102円を前提に+7%程度の増益を想定しております。

が、すでに足元のドル円レートは1ドル=115円程度まで円安が

進んでいます。

 

ただしドル円レートに関しては米国の利上げを強く織り込みすぎで、

僕は早晩1ドル=105円±10円程度の『ちょいうどいい湯加減』レンジに

戻ると考えます。

 

が、それでも先ほどの1ドル=102円からみれば円安です。

 

この水準が2017年を通して維持されるなら、来期(20183月期)の

企業業績は、さらに10%程度の増益まであるのではないでしょうか。

 

この場合日本株もその+10%に向けて収れんするでしょう。

 

すでに現在の日経平均19,400円が20173月期の企業業績を

織り込んでいるとすれば、そこからさらに+10%・・・

 

今年のクリスマス頃の日経平均は21,000円台に乗っていても

不思議ではないでしょう。

 

 

これに対し欧州株に関してはさほど期待しておりません、

経済成長は巡航速度の1%程度を維持できると思いますが、

なにぶん政治と金融機関の不良債権問題は、常に株価の下押し要因です。

 

価格変動が激しい割に株価の上昇は限定的で、

リスクとリターンのバランスを欠いた一年になるでしょう、

できればこのエリアの株式保有は避けたいところです。

 

昨年末マネーが大量に流出した新興国はどうでしょう、

参考にしたいのは2013年の『バーナンキ・ショック』時の

新興国株急落です。

 

当時FRB議長だったバーナンキさんによる金融引き締め宣言(注)に

よって、新興国から急激にマネーが逃避しましたが、それも数ケ月の

うちに収束しました。

 

注)正確にはQE(流動性供給策)のテーパリングに関する言及でした

 

今回もトランプ・ショックで同様の現象が起きましたが、

通貨安は経済にとって悪いことばかりではありません、

今回はコモディティ相場の上昇もあり、逆に資源型新興国に

とって経済の追い風になるでしょう。

 

新興国株や新興国通貨はやがて買い戻され、一年を振り返ってみれば

まずますの成果を期待できると思います。

 

新興国株投資のスタンスとしては、相場に振り回されることなく我慢強く

持ち続けることをお勧めいたします。

 

2)債券と金利

 

今年は債券相場と金利に注意しておきたいと思います。

 

昨年央一時1.5%台まで下がった米国の長期金利(注)ですが、

大統領選以降に急騰し、一時は2.6%台に乗せました。

 

注)10年物アメリカ国債の利率

 

さてその米国の長期金利・・・ことしはどう動くのでしょう。

 

トランプ次期大統領の目玉経済政策である減税とインフラ投資が

実行に移された場合、以下のような経路で金利は上がります。

 

・減税⇒経済の活性化⇒金利の上昇

・インフラ投資拡大⇒財政悪化⇒金利の上昇

 

市場はすでにこのような流れに沿って動いていますが、少し相場は

先走り過ぎではないでしょうか。

 

株と同じ理屈で金利の上昇も当面お休みし、しばらくはボックス圏、

年の後半から再び上昇に転じ、年末の予想レンジは2.8%程度

とみております。

 

仮に上記想定通り米国の10年国債の利回りが2.8%まであがれば

どうでしょう。

 

税引き後の手取りベースで約2.2%・・・不動産に比べればやや

物足りない感がありますが、それでもリスクゼロです。

 

分散の対象として有効な選択肢ではないでしょうか。

 

日本の金利にも注意が必要です、冒頭の繰り返しになりますが、

年末あたり日銀のQE縮小が意識され、金利が急騰するという

シナリオも十分あるとおもいます。

 

長らくゼロ金利が続いただけに、国内の長期金利が急騰すれば

私たちの生活に大きな影響が出ます。

 

一番の注意点は住宅ローンの利払いです。

 

いま変動金利で長期のローンを組んでいる人は、

多少支払いが増えても固定金利型への借り換えを

おすすめしたいと思います。

 

あと自己資金を抑えたアパートローン融資を受けている人・・

 

現在のような超低金利下では

 

支払利息<家賃収入

 

ですので、レバレッジの無限拡大=収益の無限拡大という

構図が描けますが、金利が急騰し

 

支払利息>家賃収入

 

となりますと歯車は逆回転し、その先は破たんです。

 

過度な融資には十分お気を付けください。

 

国のレベルでも同じことが言えます、国が支払う借金の利息(国債の利子)は、

金利の上昇時には膨らみ、財政は負の連鎖に陥ります。

 

我が国にとって、税収の拡大と歳出管理の正念場が

近づいているように僕は思います。

 

私たち個人も万一のための対策が求められているのでは

ないでしょうか。

 

つまり現物資産への合理的な資産配分です。

 

3)国際商品相場

 

2012年から2015年まで国際商品相場は下落し続けました、

この間、日米欧の中央銀行が市場にマネーを供給し続けたにもかかわらず、

なぜ商品相場にマネーが流れ込まなかったのでしょう。

 

僕は以下3つの理由があると思います。

 

  1. アメリカのシェール革命
  2. 中国経済の成長減速
  3. 商品相場のスーパーサイクルの終焉

 

では今年はどうなるのでしょう、原油を例にとって

少し考えてみたいと思います。

 

昨年末OPECと非OPECが原油の減産について合意しましたが、

産油国側の財政事情を勘案すれば、この合意は守られる

可能性が高いと思います。

 

一方で需要の方はどうでしょう、中国や新興諸国の需要は今年も

伸びが予想されており、世界全体でみれば、需給環境は昨年より

改善するのではないでしょうか。

 

従って今年の原油相場は、アメリカのシェールオイルの産出が

増えない水準が上限で、あえていえば1バーレル=45ドルから

上は60ドルといったところではないでしょうか。

 

次の注目セクターとして穀物をあげたいと思います。

 

昨年は北半球の穀倉地帯が好転に恵まれ、アメリカでトウモロコシ

と大豆が史上最高の豊作を記録しました。

 

一方で昨年の相場を振り返るとどうでしょう。

 

さぞ下げたのではないかとお思いになるかもしれませんが、

意外と下値は堅く、トウモロコシに関しては1ブッシュエル=300セントが

底で、年末にかけ幾分の上昇すら見られました。

 

このようなことから穀物に関していえば、二年連続の大豊作で

下値がほぼみえたと考えてよいのではないでしょうか。

 

つまり今年また豊作になったとしても、300セントのラインが

下値になるという見立てです、逆に夏場の受粉時期に悪天候が

続くようなことがあればどうでしょう。

 

今年の穀物はそのような観点で臨みたいと思います。

 

最後に貴金属について一言だけ・・・今年は久々に銀に注目したいと

思います、銀の現在の相場は1オンス=16ドル代後半ですが、

この水準は2009年以来の安値です。

 

銀に限らずプラチナや金も、ドルベースでは安値に放置されていますが、

貴金属は全体的に売られすぎているように思います、かりに貴金属全体の

水準訂正があるとすれば、その恩恵を最も受けやすいのは、市場が小さく、

ボラティリティが高い銀ということになるでしょう。

 

4)実物資産

 

FRBは量的緩和を停止して久しいですが、依然としてFRB

かつて市場に供給したマネーは、高水準で滞留したままです。

 

日本や欧州に至ってはQEじたいまだ続けており、今年も市場に

供給されるマネーは増え続けることになります。

 

従って少なくとも今年いっぱいという時間軸でみれば、

 

マネーの量>実物資産

 

という構図は続き、実物資産の相対的な価値は上がり続けると

見ていいでしょう。

 

ただし不動産はどうでしょう。

 

冒頭のようにすでに米国の長期金利は上昇しはじめ、

日欧も同様の傾向にあります。

 

不動産価格はある面で国債の金利との比較で値が決まりますので、

金利が上がると不動産価格は下がる傾向にあります。

 

例えば昨年の都内ワンルームマンションの価格はゆるやかに上昇

しましたが、日本の長期金利が今後上がるなら、不動産相場に

とってはマイナスです。

 

ただし金利の上昇は不動産にとって悪い話ばかりではありません、

不動産の需要は好況時に高まり、賃貸収入が上がります。

 

一般に金利は景気との連動性が高く、金利が上がるときは家賃も

上がる傾向にあるといえるでしょう。

 

これらを総合して考えるなら、今年一年の都内不動産相場は、

現状程度を維持する可能性が高いのではないでしょうか。

 

続いて僕の好きなコインのお話しです。

 

昨年日本のコイン市場では異様な動きがありました、

現代コイン相場の急騰です、どうやら一握りの“あおり系コイン商”が

相場をあおり、一儲けしたようです。

 

コイン好きな僕としては悲しい限りですが、コインの市場は小さく、

実際にこのようなことができてしまいます、市場が大きな海外マーケット

ではこのようなことは起きず、ときどき海外のコレクターやコイン商から

ひんしゅくの声が聞こえてきます。

 

ただしこのような相場が長く続くわけはなく、すでに現代コイン相場は

急速に正常化しつつあります。

 

このような異常な相場で高値掴みをしないためにも、例えば

 

・コインのカタログの購入

・複数のコイン商で話を聞く

・オークションの落札相場には目を通ししておく

 

できればこのような準備をしたうえで、適正価格で投資するように

お願いいたします。

 

さて今年のコイン相場はどうでしょう。以下僕が有望と考える

エリアですので参考にしてみてください。

 

17世紀から19世紀までのヨーロッパの金貨銀貨

・古代ギリシャ・ローマ

19世紀から20世紀初頭のアジア

18世紀末以降の初期アメリカコイン

 

カラーストーンも引き続き上昇が期待できます、ただし

カラーストーンなら何でもいいというわけではありません、

ここ数年徐々に水準をあげてきたミャンマー産の非加熱ルビー、

同サファイア、同スピネル・・・このあたりは年々産出量が

減っておりますし、昨年はアメリカによる経済制裁も解除されました。

 

今年あたりから現地ミャンマーにアメリカ人バイヤーの参入も

予想され、ますます入手は困難になるでしょう。

 

ルビーなら例え1カラット程度の比較的小粒の石でも、

投資対象になるでしょう。スピネルとサファイアは2カラット以上が

投資対象です、ただし産地証明、非加熱証明アリのもの、

ボッタクリも多いのでご注意ください。

 

5)ヘッジファンド

 

昨年は年央にBrexit、年末にはトランプ・ショックと何かと

変動の激しい一年でしたね。

 

ヘッジファンドの成績をみても、WintonManBlueTrend

のように、中期のトレンドから収益をあげるタイプのファンドの

苦戦が目立ちました。

 

一方でボラティリティから収益をあげるタイプのファンドや、

複数のヘッジファンドを束ねて運用する、ファンド・オブ・ヘッジファンド

はまずまずでした。

 

では今年はどうなのでしょう。

 

ヨーロッパの政治、トランプ次期大統領の政策、中国の為替政策、

日本金利上昇など市場は混乱要因に事欠かず、今年は昨年以上に

変動が激しい一年になるのではないでしょうか。

 

であれば昨年に続き中期のトレンドフォロワーは苦戦が続くのでは

ないでしょうか、イメージとしてはよくて+57%程度にとどまる

と見ております。

 

これに対してボラティリティから収益をあげるタイプのファンド、

あと裁定取引型のヘッジファンドは安定した成果を上げると

思います。

 

今年に関してはそのような観点で、銘柄の組み換えが選択肢に

なるでしょう。

 

 

4. 2017年型ポートフォリオ

 

以上を踏まえ、最後に今年の推奨ポートフォリオについて、

まとめさせて頂きます。

 

毎年申し上げていますように、これは一つのサンプルで、

実際にはお一人お一人の経済状況やライフプランに

よって異なります、あくまで一つの投資のヒントとして

ご活用ください。

 

 

2017年型ポートフォリオ

 

・先進国株(20%)

 

1.日本株ETF

2.米国株ETF

3.MLP

 

・新興国株(10%)

 

1.新興国分散型ETF

2.ASEAN株ファンド

 

・コモディティ関連資産(10%)

 

1.原油ETF

2.穀物ETF

3.非鉄金属ETF

 

・債券(10%)

 

1.米国既発債

2.米国超長期債ETF

 

 

・不動産系資産(30%)

 

1.日本不動産現物

2.米国不動産現物

 

 

・オルタナティブ(20%)

 

1.クラシック・コイン(ヨーロッパ各国、アジア、古代ギリシャ・ローマ)

2.カラーストーン(非加熱ルビー、非加熱サファイア、スピネル)

3.ヘッジファンド(トレンド・フォロー型、ボラティリティ運用型)

 

 

昨年まで組みいれなかった債券を今年は10%組み入れました、

株は昨年の20%から30%にあげました、その結果、株、債券、

コモディティからなる「サイクル性資産」は全体の50%となりました。

 

内訳は株式が30%、債券10%、コモディティが10%です。

 

これに対し非サイクル資産(現物系資産およびオルタナティブ)

20%引き下げ50%といたしました。

 

先進国の経済成長の加速を想定し、『やや積極的なポートフォリオ』

です。

 

先進国株では日本株を筆頭に、次点を米国株ETFとさせていただき

ました、日本株は年初から粛々と組み入れてください。アメリカ株は

少なくとも年の前半はボックス圏を想定しております、したがって

年の前半に下げたところを徐々に買い増しでいいのでは

ないかと思います、

 

今年はMLPを組み入れました、MLPは主にアメリカの原油を

送るパイプラインへの投資です。原油に対する強めの見通しから、

配当狙い、キャピタルゲイン狙いで購入です。

 

新興国株は特に年の前半は忍耐の時が続くと思いますが、

投資は常に長期。一時的に下げたとしてもそこは我慢で

いいのではないでしょうか。

 

ただし個別の国はリスクが高く、今回は外しました、

新興国分散型ならコスト優位でVWOでいいでしょう、

ASEANETFの良い銘柄なく、市販の投信が選択肢です。

 

コモディティは原油を筆頭に穀物を次点にいたしました、

穀物ならトウモロコシか大豆がいいでしょう、ETF経由を

想定しております、夏場に乾燥すれば暴騰ですが、仕込むなら

早い方がいいでしょう。あとは本文でふれませんでしたが、

銅やアルミなどからなる非鉄金属ETFです。アメリカと

中国でインフラ投資が拡大しますと、非鉄金属は多く使われます。

 

今年久々に組み込んだ債券はアメリカ国債です、

個別の既発債銘柄でも結構ですし、長期債や超長期債を

束ねたETFでも結構です。

 

ただし10年債利回り2.3%の今ではやや物足りず、

理想的には年後半2.8%到達時点からの仕込みが有効でしょう。

 

今年は不動産からREITを外しました、長期金利の上昇は特に

REIT相場に悪影響を与えるでしょう、長期で持ち続ける覚悟があれば

問題ありませんが、それでも値動きが日々目に入ってしまう

REITは精神衛生上よくありません。不動産なら値動きが見えない

現物がいいでしょう、不動産をポートフォリオから外すことは

できませんので・・・

 

オルタナティブは筆頭にコイン、次点にカラーストーンです、

この順番は人によって好き好きで、反対になっても構いません、

時間をかけてひとつずつ加えてゆく楽しみは、他の金融資産には

ない特徴です、勉強を怠りなく!

 

 

これでお終いです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます、

さぞ大変だったのではないでしょうか、僕もまる3日間この

メルマガを書き続け、一定の達成感はあるものの、正直

疲れました。

 

それにしても途中でデータが消えてしまったのには

驚きました、PC不調の前兆はあったのですが・・・

保存していたデータも壊れており、一時は挫折しそうに

なりました。

 

年初恒例のこの「・・・年のポートフォリオを考える」ですが、

手前みそながら毎年高い精度で予測できていると思います、

昨年も為替や株などほぼ言い当てられたと思います。

 

なお昨年の「2016年型ポートフォリオを考える」は以下の

サイトにアップしております。

 

長さが苦にならない方はご一読ください。

 

| ginzafp | 相場予想 | 13:40 | comments(0) | - |
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2017年相場の心配ごと

 


みなさんこんにちは。

 

来年の世界株はマズマズだと思いますが、
それでもいくつか気になることもあります。

 

まずアメリカ次期大統領の経済政策です。

 

経済は単独で動くわけではなく、政治や外交などと
複雑に絡み合いながら、そのときどき様々な動きを見せ、
一瞬たりとも静止することはありません。

 

予測不能な動きを見せる経済に対し、
臨機応変に対処するためには、聡明な頭脳と深い見識が
要求されるはずです。

 

経済の専門家を周囲に配して実践に臨むことになるでしょうが、
最終的な意思決定を行うのはトランプさん自身です。

 

おハコの財政出動や規制緩和はドル高を誘発する一方、
ドル高が進めば支持基盤である製造業の雇用は
損なわれます。

 

どこかで折り合いをつける腹づもりがあるのか、
それとも対立する利害に翻弄され、
政策がアチコチぶれるのか・・

 

二つ目の懸念はヨーロッパの債務問題と政局です。

 

イタリアは第三位の銀行であるモンテパスキと、
ドイツのドイツバンク、いずれも過去の不正によって、
大きな損失を抱え込みました。

 

注)ドイツ銀行の損失は確定していませんが、
損失は巨額です。

 

ヨーロッパ諸国で極右勢力が台頭しつつあり、債務問題は
単純な経済問題ではなくなりつつあるといえるでしょう。

臨機応変の対策を打てない場合、また2013年のような
欧州債務危機の再現となる可能性は十分あるのでは
ないでしょうか。

三つ目に気になるのは新興国経済です。

トランプさんが次期大統領に決まって以来、急速に
ドル高が進んでいます。

心配なのは2014年のバーナンキ・ショック時にみられた新興国通貨ウリで、
資金の流出が極度に進めば、新興国経済に大きな打撃となるでしょう。

 

以上来年の世界経済の心配事をいくつか挙げましたが、
逆に期待できる材料もいくつかあります。

 

例えば日本の企業業績の改善で、このまま1ドル=115円程度
が定着すれば、来期の企業業績はずいぶん改善するはずです。

あるいは米国経済。

 

トランプさんの3点セットがうまく機能すればどうでしょう、
米国経済は加速し、世界経済全体をけん引する
好材料になるはずです。


アレやコレや差し引きし、僕自身は来年の相場に対して
強気で臨むつもりですが、大切なのは一つ一つの材料に反応することなく、
冷静な生起確率の分析と、それにみあった資産バランスの
メンテナンスを行うことではないかと思います。

 

 


では今回はこのへんで。

(2016年12月12日)

 

 

このBlogを書いているのは
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このBlogの著者田中のメルマガ『一緒に歩もう!小富豪への道』
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トランプ次期大統領の政策と相場


みなさんこんにちは。

 

番狂わせのアメリカ大統領選挙以降、
トランプさんの政策に関する関心が高まっていますね。

 

外交や貿易などで、選挙期間中には随分過激な発言がありましたが、
選挙後は意識的におとなしくされているようです。

 

はたしてこれがトランプさんの本当の姿なのか、
それとも就任前に人心が離れないようにする工夫なのか、
今のところ僕にはよくわかりません。

 

特に外交面で中国や日本に対してどのような姿勢で臨むのか、
自由貿易から距離を置き、本当に孤立主義の道を歩むのか、
ここ数ケ月のトランプさんの言動からは、推測しづらい
のではないでしょうか。

 

ただ経済政策に関しては、採用する可能性が高い政策が
いくつかあります。

 

まず財政拡大+インフラ投資です。

 

選挙期間中から10年で1兆ドル(≒110兆円)を支出し、
史上最大のインフラ投資を行うと公言していましたが、
額はさておき、かなり大規模な財政出動を行うことは、
まず間違いないと思います。

 

法人税も現状の35%から15%に下げる言っていましたが、
これも税率はさておき、ある程度思い切った引き下げを
する可能性が高いのではないでしょうか。

 

個人の所得税も同様で、支持基盤である低所得者層や
中所得者層の支持を得ようとするはずです。

 

4つ目は企業に対する規制で、特に金融機関や
エネルギー関連産業に対する規制は、緩和される可能性が
高いでしょう。

 

これらの政策はほぼ国内の問題であり、例えば世界の
パワーバランスやアメリカの国防に対し直接的な影響はありません、
また減税や財政出動に異を唱える人は少数派で、上記4つの政策は、
就任直後の政策として採用しやすいのではないでしょうか。

 

市場はそれを見越したうえで、すでに動いているように見えますが、
僕にはまだ十分に織り込みきったように見えません。

 

今後新大統領の政策や新政権の顔ぶれが固まるにつれ、
上記4つの新政策を織り込む形で、相場は動くのではないかと思います。

 

もしその通り、

・大規模な財政出動
・法人税と所得税の減税
・規制の緩和

 

この3点セットが実行された場合、米国の経済活動は活発化し、
相場に以下のような循環が生まれるでしょう。

 

まずは株価に対する影響として

 

□経済成長率の上昇⇒企業業績の拡大⇒米国の株価上昇

 

金利や為替に対する影響として

 

□金利の上昇⇒ドル高(円安)

 

つまり私たち日本から見れば円安と米国株の上昇、
さらに米国金利の上昇という現象です。

 

さらに波及的に我が国経済に与える影響として

 

□円安⇒企業業績の拡大⇒日本株の上昇・金利の上昇

が想定できるのではないかと思います。

 

僕はすでに来年の相場について考えていますが、
恒例の年初メルマガ『2017年型ポートフォリオを考える』は、、
さらに検証を加え肉付けをしたうえで配信したいと思います。

 


では今回はこのへんで。


(2016年11月24日)

 

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米国の利上げと日本株


みなさんこんにちは。

 

株価には慣性があると僕は思います。

 

新しい材料が出てきても、よほど大きな材料でない限り
相場はすぐには織り込まず、ある程度時間をかけて織り込んで
ゆく場合が多いようです。

 

当初は半信半疑の参加者が多く、
全員が動ききるまでしばらく時間がかかるからでしょう。

最近の日本株にも、この傾向があるように思います。

 

ここのところの株価の推移を見ますと、年初時点の日経平均は
19,000円近辺でしたが、現在は17,000円近辺まで下げています。

理由はいくつかあると思いますが、最大の要因は為替相場に
あるといってよいでしょう。

 

なにしろ今年に入って円高は急に進み、年初時点の1ドル=120円前後から
一時は1ドル=100円割れまで一気に円高が進みました。

 

この円高進行を受け、企業業績に対する市場の見方も
急速に弱気に傾いたといってよいでしょう。

 

年初時点では2017年3月期の企業業績は、増益になると
予想されていましたが、直近ではわずかながらも減益に
修正されました。

 

しかも直近の上場会社が前提とするドル円レートを
みれば、概ね1ドル=108円程度に集中しておりますから、
このまま1ドル=100円台前半で推移すれば、さらに減益幅の
拡大が進むことになります。

 

そのような懸念もあり、日本株はここまで
売られてしまったのでしょう。

 

ただし現状を冷静に見れば、円高

を強く織り込みすぎて
いるように僕は思います。

ここであらためて現在の日本株の指数を見ておきますと

 

・EPS(一株当たり利益):1200円弱
・PER:14倍強

 

となります。

 

先進国における標準的なPERは16倍程度ですので、現状は
PERからみて”売られ過ぎ感”が強いといえるでしょう。

 

目さき日本株の行方を左右する最大の材料は、円ドル相場
だと思いますが、たとえば年末あたりにかけて、ドル円レート
はどのように動くのでしょうか。

 

ちょうど日本時間の今晩、8月度の米国雇用統計が発表されます。

もし新規雇用者数が20万人を超えるようなら、
今月末のFOMC(注)で米国の利上げがきまる可能性が高まるでしょう。

 

注)米国の中央銀行が年8回行う政策決定会合。米国の金融政策は
ここで決まります。

 

たとえ9月に利上げを行わなくても、12月(注)には実施する
可能性が高そうです。

 

注)11月初旬にもFOMCはありますが、米国の大統領選挙の直前ですので、
おそらく11月の利上げはないでしょう。

 

9月度利上げの可能性は現時点では、決して高くないものの、
相場はすでに織り込み始めています。

 

ドル円相場は、徐々に円安方向にふれだしました。

円安を意識した日本株も、ここのところ上げ気味です。

 

ただしここでも冒頭申し上げた慣性が働いており、
日本株の相場は、まだ十分に米国の利上げ(すなわち円安)
という好材料を織り込みきっていないように見えます。

 

現在の日本株の水準は、いまだに1ドル=100円程度の円高を前提に
していると思いますが、今後は上記のようにやや円安に振れる可能性が高く、
その場合日経平均はPER15倍、すなわち18,000円(注)に近づく場面が
あるのではないかと僕は思います。

 

注)1200円×15倍=18,000円

 

 

では今回はこのへんで。

(2016年9月2日)

 

 

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2016年型ポートフォリオを考える


新年あけましておめでとうございます、
今年もこのメルマガと銀座なみきFP事務所ををよろしくお願いいたします。

さて今回はお約束通り、年初恒例の相場予想をお伝えしたいと思います。

内容は

1.今年の世界経済の注目点
2.地域別経済の予想
3.各種相場の流れと投資スタンス
4.2016年型ポートフォリオ

です、多分今回もすごく長いと思います。お時間ない方は
1と2を読み飛ばしていただき、3からお読みいただいても
大丈夫だと思います、でもお時間ある方は1から順番にお読みください。

ではまず今年の世界経済について予想してみたいと思います。

1.今年の世界経済の注目点

今年の世界経済の注目点を3つほど挙げさせていただきたいと
思います。

◇中国経済

中国という国について考える場合、私たちは
ある特別な視点が必要ではないかと僕は思っています。

それは同国の経済拡大に対する強い思い入れで、これは
おそらく中国以外のどの国にも見られない特徴といって
よいでしょう。

私たちには想像もつきませんが、かつての超大国であった中国にとって、
19世紀以降の近代史はよほど屈辱的なものではなかったでしょうか。

中国に臥薪嘗胆という故事がありますが、彼らはきっと
18世紀以前の覇権状態を回復するため、「あらゆる努力」を惜しまないのでは
ないでしょうか。「あらゆる努力」の中には、現在の国際的なルールや
慣行では認められていない行為も含みます。

ではいったい中国は、何を軸に据え覇権の回復をめざすのでしょうか。

短絡的に軍事力ということになりそうな気がしますが、
軍事力のベースになるのは経済力です、利口な彼らはきっとその認識を
もっているのではないかと思います。

経済の規模を徐々に大きくし、身の丈に合った軍備を備える。
経済力で他国を圧倒すれば、すなわちそれが戦わずして勝つ
ということです。

したがって中国にとって経済は、例えば日本人が考えるような、
漠然とした向上心や欲望の対象といった甘いものではなく、
臥薪嘗胆の末なにがなんでも拡大すべき、いわば生命線といって
よいのではないでしょうか。

中国の経済について考える場合、私たちはこのような視点にたって
予想すべきではないかと僕は思うわけです。

そのような大局観で再び今年の中国経済です。

今年3月に開催される全人代で、習近平政権になって初めての
五か年計画が発表されますが、その中で「年間平均成長率6.5%必達」が
盛り込まれる可能性が高そうです。

なぜ6.5%なのか・・・その根拠は知りませんが、彼らが「必達」と
考えるなら、あらゆる手段を用いその目標は達成されることに
なるでしょう。ただし例によって多少の数字に「盛り」は
あるでしょうが・・・

現在考えられる手段として、金融の緩和、財政の出動、あるいは
懸案になっている企業の過剰設備の解消などが考えられますが、
いずれにしても彼らには民主的な手続きは不要です。

迅速にこのような施策を動員すれば、習近平さんの目標は達成できる
可能性が高いでしょう。

なかには中国発の景気減速を、今年最大のリスク要因に挙げる方も
おいでのようですが、上記のような理由で僕は、少なくとも
ハードランディングと呼ぶに値する中国経済の減速は想定して
おりません。少なくとも今年に関しては・・・

ただし長期的には別です。

このようないわば小手先の経済政策は、中国内部にわだかまる歪みを、
徐々に亀裂と呼ぶべきレベルまで拡大させることになるでしょう。
そしていずれその亀裂は、中国を政体ごと揺るがす規模に育つのでは
ないでしょうか、ただしそれはまだ先のお話です。

◇米国経済

米国経済の焦点は、FRBによる利上げの速度・・そしてその速度に
米国経済が耐えられるか否か・・こんなところだと思います。

別な言い方をすれば、FRBが利上げを急ぎすぎないかという
事です。

この点に関して僕は、あまり心配をしておりません。
昨年12月にFRBは利上げを実施まししたが、そこに至る経緯を見ておりますと、
経済に対する見方は慎重で、市場との対話もうまくいっていると思います。

FRBは今年も実体経済を見ながら、無難な政策運営を行えるのでは
ないでしょうか。

◇産油国経済

昨年も原油相場が下がりました、WTIもので直近1バーレル=32ドル台まで
下げており、これは中東や中南米、ロシアなど産油国の経済にとって
大きな打撃となるでしょう。

貴金属や非鉄金属、鉄鉱石などの相場も下げており、南アフリカや
ブラジルなど資源国の経済にも大きなおもしとなりました。

国別に見ればブラジルやベネズエラ、南アフリカなど、資源価格の
下落に対し脆弱な体質をもつ一部の資源国にとって、今年もまた
危険な年になりそうです。


2.地域別経済の予想

続いて地域別に経済を予想したいと思います。

◇先進国

日米欧の3極経済を見ますと、米国は緩やかな回復基調、
欧州は0%台半ばから後半、イメージとしては例えば0.7%程度の成長、
日本はちょうど米国と欧州の真ん中あたりの成長ではないかと思います。

ここ2年にわたり、米ドルは世界の通貨に対して独歩高の傾向が
続きましたが、そろそろ停滞もしくは反落する可能性が高いと思います。

ここまでドルが買われた最大の理由は、米国の利上げ観測であったことは
間違いないでしょう。そしてこの2年の間に、米国の利上げは十分に
為替相場に織り込まれました。

相場は次の材料を探し始めることになるでしょう。

次の材料は何か・・・

僕は米国の利上げのピッチだと思います。

FRBの見通しは年0.25%が4回で、年間の利上げ幅は1%と決して
ハイペースとは言えません。市場の見通しはさらに低く、実力ベースで
せいぜい年0.75%との見方が中心です。

僕はこの見通しすら強気に過ぎる可能性があると思います、
米国の経済回復はすでに60か月目を超えており、戦後の平均的な
回復期間を上回りました。

場合によっては年内のどこかで回復の勢いが止まっても不思議は
ありません、為替はこのようなことを材料に、徐々にドル安方向に
向かうような気がいたします、したがって円は買われるでしょう。
我が国の経常黒字の拡大も気になるところです。

◇新興国

中国に関して冒頭申しましたように、ハードレンディングは想定しており
ません。ただし習近平さんが目指す6.5%成長は、決して高いペースでは
ありません、昨年は成長性が鈍化しましたが、それでも直近7-9月四半期ベースで、
6.8%が公表値でした。

今年は中国経済はさらに減速するとみて間違いないでしょう、
この中国経済の減速の影響は、世界のアチコチででるはずです、
同国への輸出依存度の高い欧州、さらにASEAN諸国、もちろんわが日本・・・

これらの国および地域の経済では、一年を通し常に負の影響を受け続ける
ことになるでしょう。

ただしその影響を心配しすぎるのも、また行き過ぎ
というものではないでしょうか。減速するといっても、公称6.5%
成長です。

ではほかの新興国はどうでしょうか。

昨年は産油国や資源国の経済の減速や後退が目立ちました、
負け組の代表は南アフリカとブラジルです、
とくにブラジルはひどく昨年7-9月四半期のGDPは-4.5%となり、
これはここ20年で最悪の数字でした。

一方でインドやフィリピンなど非資源国の経済は決して悪くはなく、
新興国というくくりの中でも資源への依存度の大小によって、
経済のバラツキが出てきたようにみえます。

今年もこの傾向が続く可能性が高いと思います。

南アフリカ、ブラジル、ロシアなど資源国経済が悪化する一方、
インドやフィリピン、トルコなど非資源新興国は一定以上の成長を、
維持できるのではないでしょうか。


3.各種相場の流れと投資スタンス

さてさてこのあたりから具体的な相場のお話に入ります。

◇先進国株と米ドル、日本円

米国株にとって、今年一番の注目は企業業績ではないかと思います。
米企業の2015年度の業績はまだ発表されていませんが、一般的には
わずかな減益に沈むとみられています。

米国の場合エネルギー関連企業に大きな会社が多く、
また一昨年から進んだドル高の影響もあったのでしょう。

では今年はどうでしょうか。

米国経済にって原油安は決して悪い話ばかりではありません、ガソリンが
安くなれば消費が活発になりますし、消費関連企業の業績は上向きます。
今年もドル高の影響は引きずるでしょうが、それでもここからさらにドル高が
進むとは考えておりません、むしろ先ほど申しましたように、今年は
ドル安傾向が出やすいのではないでしょうか。

このようなことを前提にすれば、今年の米企業の業績は、月が進むごとに
改善の方向ではないかと思います。中国減速の影響は続くでしょうが、
米国の場合、中国依存度は低く直接的な影響は小さそうです。

このようなことから僕は、米国株は緩やかに上昇するとみております。

ただし決して強気というほどではありません、米国の企業業績が
仮に5%ほど上がるとすれば、米国株の上昇もまた同程度の上昇に
とどまる・・・この程度の軽い期待です。

日本株はどうでしょうか?

昨年僕は日米欧の3極のうち、日本株に対して一番の強気見通しをもって
いましたが、逆に今年はさほど期待しておりません。日本株も米国株同様、
企業業績に注目しております。

今のところ2016年3月期の増益率は13%程度とみられているようですが、
果たしてそこはどうでしょうか・・・

米国と違って我が国は、中国減速の影響をより多く受けます、
さらに先ほど申しましたように、僕は今後やや円高方向に振れると
みております。例えば1ドル=115円をきったとしても、さほど
驚きません。

このような見立てが正しいとすれば、日本企業は春先から3月、4月にかけ、
当期の業績を下方修正する動きが出てくるのではないでしょうか。

さらに問題はそのあとです。

2016年3月期の業績発表のピークは5月ですが、その発表と同時に企業は
今期(2017年3月期)の業績予測を発表することになります。

もし、その時点で円高傾向がみえていたならどうでしょうか、ただでさえ
企業は固めの予想を出しますので、2017年3月期は減益を予想する企業が
増えるでしょう。

市場にとってサプライズとなり、株価が急落する場面もあるかも
しれません。

ただしここでも過剰反応は禁物です。

我が国企業は円高への耐性をすでに身に着けており、大きな潜在力を
持っているといえるでしょう。しかも円高は輸入物価の下落を通し、
消費を活性化いたします。内需型企業にとっては、製造コストも下がり
ますので決して悪いことばかりではありません。

2017年3月期の企業業績が減益に転じるとしても、その度合いは決して
急激なものではなく、日本株全体でみれば、まあ10%程度の下落にとどまる
可能性が高いのではないでしょうか。

日本株に関していえば、日経平均の安値が一時的に16,000円台に
沈む時期があっても不思議ではないでしょう。

欧州は中東問題やVW問題もありますし、実体経済は日本以上に
期待薄です、したがって欧州株に関しては弱気で見ております。

◇商品相場

CRB指数は13年ぶりの低水準で170を切ってしまいました、
原油や金、プラチナ、パラジウム、銅やアルミなど・・・軒並み
安値に沈んでしまいました。

いつも申し上げますが、商品相場というものは、例えば株式に
おけるPERやPBR、債券でいうところの利回りといった、いわば
価値を計る基準のようなものがありません。

例えば金が1オンス=1080ドル・・・これがいったい安いのか、それとも
高いのか、私たちはどうやって判断すればよいのでしょう。

現に2000年ごろの金は、1オンス300ドル前後で売り買いされて
いたものです。

唯一の判断基準は採算コストでしょう。

数年前まで金1オンスを掘って採算がとれる価格は、1200ドルなどとよく
言われたものです、ただしそれはすでに過去のお話し・・・

2014年以降進んだドルの独歩高によって、産金国の通貨はドルに対して
安くなり、おそらく現在の金の採算コストは、1オンスあたり950ドル程度
ではないかと思います。

このような点から現在の金の価格をみればどうでしょうか、
確かに1オンス=1080ドルは安い気がしますが、いまだに産金コスト
の上にあり、超割安という感じではありません。

これに対して例えばプラチナはどうでしょうか。

プラチナもの採掘コストも数年前は1オンス=1400ドルと
言われていたものです。が、2014年以降進んだドル高、ランド安によって、
現在では1オンス=1100ドル程度まで下げていると思います。

そのような観点で現在のプラチナ相場を見るとどうでしょうか、
現在の相場は1オンス=800ドルの後半ですので、どうも採算コストに
くらべ割安感が強いように思います、ただしプラチナに関しては、
VW問題があります、同社は今後ディーゼルエンジン車のウエイトを
下げざるを得ないのではないでしょうか。

このような点から総合的に考えて、現在のプラチナ相場は割安感が
あり、今年一年で1000ドル乗せはあると思います、パラジウムは
さらに割安感が強いといえるでしょう。

では原油はどうでしょう。

原油の場合は算出コスト以外にも基準があります。
それは当該国の財政維持可能な価格です、例えばサウジの場合、
産油そのもののコストは1バレルあたり10ドル程度だと
言われていますが、10ドルでは財政は維持できません、サウジが
財政黒字を維持するには、おそらく40ドル〜50ドル程度が
必要ではないでしょうか。

サウジ以外の国の産油コストはさらに高く、原油価格が
上記以上に高くなければ財政は維持できないでしょう。

一方で米国のシェールオイルはどうでしょうか。

一昨年あたりまでは産出コストが80ドルなどとよく言われたものですが、
昨年一年でこのレベルは下がり、いまでは40ドル台で採算がとれる
油井もあるようです。

今後さらに技術革新が進み、このコストは下がる可能性がありますが、
それでもそろそろ限界にきているのではないでしょうか。

今年の平均的な採算コストは40ドル台といったところだと思います。

そのような観点で現在の相場をみればどうでしょうか。

おそらく主要な産油国、それから大半の米シェールオイル会社にとって、
現在の相場で採算を得るのは難しいのではないかと思います。

イランの制裁解除に米国による原油の輸出再開・・・

目先原油が売られる材料は豊富ですが、おそらく今売っているのは
売りで稼ぐヘッジファンドが中心ではないでしょうか。ヘッジファンドは
短期の相場に大きな影響力を持ちますが、例えば1年、あるいは2年と
いった長期にわたり相場を動かし続ける力は持ちません。

年間を通してみれば、40ドル台という採算コストに向かって
相場は収れんするとみております。

◇現物資産

米国のQEは2014年終わりましたが、FRBはマネーの残高を現状のまま
しばらく維持する考えです。

日欧の強いQEは継続中ですから、先進国全体でみてマネーの残高は、
今年を通して増え続けることになるわけです。

僕はこの状況に対して大きな不安を持っていますが、
話が(さらに)長くなるので今回はふれません。

このような理由からいつも申し上げているようにマネーの対極にある
現物資産の相対的な価値は、今年も上がり続けざるを得ないでしょう。

いわゆる「強めの資産インフレ」というヤツです。

不動産、クラシシック・コイン、カラーストーン・・・
このたあたりの相場は今年も上がり続けることになるでしょう。

コインであれば中世神聖ローマ帝国の金貨と大型銀貨、
古代ギリシャ・ローマの金貨と銀貨、
アジア各国の19世紀のコイン・・・

このあたりに注目したいと思います。

カラーストーンは昨年に続き非加熱のルビーとサファイアです、
ご予算の少ない方はスピネルもいいでしょう。

特にビルマ(現ミャンンマー)のモゴック産の非加熱ルビー、サファイア、
スピネルは産出量が年々減っており、ますます希少価値が上がっています、
今後もよい投資になるでしょう。

今年に限らず、株や債券、現金などペーパーマネーと
現物資産のバランスは、常に意識しておきたいものです。

◇ヘッジファンド

年間を通し、やはり中国減速問題が、折に触れ相場のかく乱要因に
なると思います、従って今年も株や商品相場、為替、債券などのボラティリティは、
やや高めに推移するのではないでしょうか。

この場合中期トレンドフォロー型のヘッジファンドは大きな
期待が持てません、主要なプログラムがマイナスに沈むとは考えて
おりませんが、8%程度以下の平凡な結果に終わる可能性が高そうです。

これに対し、相場のボラティリティから収益をあげるタイプの
ヘッジファンドには期待が持てるでしょう。あるいは短期トレンド・フォロー型
のマネージド・フューチャーズも、プログラムによっては一定の収益を挙げる
モノもあるでしょう。

◇債券

日米欧の債券の価格は歴史的な高値を付けています。

つまり債券は買われすぎているということです、
米国の超長期債は確かに魅力があるのですが、現在の相場水準では
どうしても買う気になれません。

今年も年間を通してマネー過多の状態は続くでしょう、そのような観点から
債券は現在の高値を維持できる可能性はあるでしょう。

ただしここからさらに上昇するにはかなり無理があり、
来年以降の下落リスクのほうにむしろ注意が必要でしょう。


4. 2016年型ポートフォリオ

以上を踏まえ、最後に今年の推奨ポートフォリオについて、
まとめさせて頂きます。

毎年申し上げていますように、これは一つのサンプルで、
実際にはお一人お一人の経済状況やライフプランに
よって異なります、あくまで一つの投資のヒントとして
ご活用ください。


□2016年型ポートフォリオ

・先進国株(10%)

1.米国株ETF
2.日本株ETF
3.欧州株(ドイツや北欧株)ETF

・新興国株(10%)

1.インド株ETF
2.ASEAN株ファンド
3.フィリピン株ETF

・コモディティ関連資産(10%)

1.原油ETF
2.貴金属ETF
3.穀物ETF

・債券(0%)

・不動産系資産(40%)

1.日本不動産現物
2.日本REIT
3.米国不動産現物


・オルタナティブ(30%)

1.クラシック・コイン(ヨーロッパ各国、アジア、古代ギリシャ・ローマ)
2.カラーストーン(非加熱ルビー、非加熱サファイア、スピネル)
3.ヘッジファンド(トレンド・フォロー型、ボラティリティ運用型)


全体的に今年は株やコモディティなど、サイクル性資産
のウエイトを10%下げ30%といたしました。

内訳は株式が20%、コモディティが10%です。

これに対し非サイクル資産(現物系資産およびオルタナティブ)
を10%引き上げ70%といたしました。

今年の相場は変動が激しくなると予想しますし、なおかつ株式に対し
て強気の見通しを持つことができません。したがって今年はリスク回避型
であった昨年よりさらにリスク回避側にふり、『保守的なポートフォリオ』
を推奨いたします。

先進国株では米国株を筆頭に、次点が日本株です。
株については変動が激しくなると予想しますので、年初から
年央にかけ、大きく下げたところで少しずつ持ち高をお増やしに
なるとよろしいでしょう。

新興国株については、さきほど申しましたように選ぶ国によって
結果に差が出ると思います、ですからVWOのような新興国分散型ではなく、
例えばインド株ETFやASEAN投信といった、国や地域に対してスポットで
投資できるファンドがよいでしょう。

特に購入時期に関してアイデアがあるわけではありませんが、
今年は中国から出てくる数字に反応しやすい状態が続くでしょう。
したがってじっくり待って、大きく下げたところを、時間の分散を
図りながら購入されるとよいのではないでしょうか。

すでに新興国株をお持ちの方にとって、今後しばらく我慢の時期が
続くと思います、ですがここで売る必要はないでしょう、我慢して
維持されれば、長期的によい結果を生むのではないかと思います。

コモディティ関連商品は、昨年に引き続き低めの10%を維持しました、
原油の逆張り、貴金属の分散投資、夏場乾燥したお天気になるようなら、
穀物もよいでしょう。ただし異常気象が訪れてから購入するのでは
遅いです、すでに穀物相場は低位安定気味なので、思い切って
先に仕込むのも選択肢でしょう。

債券は昨年同様ゼロにいたしました、現在の金利水準では
リスクとリターンのバランスが悪いように思います、もし購入を
ご希望なら、例えば米国の10年債利回りが3%に乗せたあたりが一つの
タイミングでしょう。選択肢としては米国の長期債、もしくは超長期債です。

続いて非サイクル性資産です。

東京の不動産は昨年も値上がりしましたが、それでもアジアの諸都市、
たとえば香港や上海、シンガポールなどに比べるとずいぶんと
割安感があります、時々東京オリンピックがピークだとおっしゃる方が
おいでですが、僕はそうは思いません。

東京という都市は常に進化をし続けており、オリンピックが終わった
あとも止まらないでしょう。

引き続き東京都内の築浅ワンルームをお勧めしたいと思います。
ただし金利の上昇にはご注意ください、レバレッジを効かせるのも
選択肢ではありますが、身の丈以上の借り入れは危険です。

極力手持ちの資金の中で購入するようにしてください。

そのほか資産(オルタナティブ)では、今年はクラッシック・コインを
筆頭に挙げさせていただきました、昨年より5%上げさせていただきます。

繰り返しますがマネー過多状態には一定の備えが必要です、しかもコインは仮に
過剰マネーの問題がなくても、過去を振り返れば緩やかに上がりやすい特性を
備えています。流動性にやや難ありですが、それでも近年は日本でも
コイン・オークションが浸透し、出品・換金はさほど面倒ではありません。

次点はカラーストーンです、産出が急増するダイヤモンドや、
供給の面で寡占状態にあるエメラルドに比べ、ルビーとサファイアは
自由な市場で売買が成立する傾向が強いといえるでしょう。

ただし間違っても銀座や青山の宝石店で過熱石をつかまされないでください、
天然ルビーのピジョンブラッド2.5カラットが2000万円・・・ご注意ください、
過熱によって安価な石がきれいに発色いたします。過熱された石は
海外の一流オークションには出品できません、仮に日本国内で売ろうとしても、
200万円がせいぜいでしょう。

ヘッジファンドには厳しい環境が続くでしょう、新規のマネーを
投じられるなら戦略を厳選しなくてはなりません。ただし投資は今年一年で
お終いではありません、株や債券と違いヘッジファンドは長期保有が前提です。

そのような観点では中期マネージド・フューチャーズも悪くは
ないでしょう。


これでお終いです。


最後までお読みいただいた方は少ないと思いますが、
もしいらっしゃたらお疲れ様でした、お読みいただき誠に
ありがとうございます。

ちなみに書いてる方も結構疲れます、今回は1/5に書き始め本日1/8
までかかってしまいました、困ったことに書いている最中に為替や株が
大きく動いてしまい戸惑いました。が、あえて内容を変えたり見通しを
変えることはいたしませんでした・・・

年初恒例のこの「・・・年のポートフォリオを考える」ですが、
手前みそながら毎年高い精度で予測できていると思います、
昨年も商品相場以外はほぼ言い当てられたと思います。

なお昨年の「2015年型ポートフォリオを考える」は以下の
サイトにアップしております。

長さが苦にならない方はご一読ください。

http://www.ginzafp.co.jp/info/150121.html

最後になりましたが、今年一年の皆様の投資の成功を心より
お祈りしております。

では今年もよろしくお願いいたします。
(2016年1月8日)


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来年起きそうなこと


みなさんこんにちは。

12月もはや2週目・・・このメルマガも今年最後から
2番目の配信となりました。

今回は少し来年のことを考えてみたいと思います。

来年いかにも起きそうな出来事の筆頭として僕は、
中国経済の減速をあげたいと思います。

ことし8月の中国ショックは記憶に新しいところですが、
来年も折に触れこの問題が蒸し返されることになるのでは
ないでしょうか。

直近四半期(7-9月期)の同国経済について、中国当局は
6.9%の成長と発表しましたが、その実態は5%台後半程度と
みておくのが妥当ではないでしょうか。

すでに中国の成長性はピークを過ぎており、
今後は、例えば年率3〜4%程度の緩やかな成長時代に入って
ゆく可能性が高いでしょう。

来年一年という時間軸で見れば、今年より成長性は低くなり、
公式発表ベースで6.5%程度・・・実力値ベースで5%台前半
程度まで成長は鈍化すると思います。

その過程で例えば輸出入、鉄道輸送量、電力消費量といった、
いわば”加工しにくい統計”において、想定以上に悪い数字が、
たびたびみられることになるでしょう。

市場はその都度中国減速への警戒心を強め、
株式相場や商品相場は振れやすい状態が続くのではない
でしょうか。

二つ目の「いかにも起きそうなこと」として僕は、米国経済の
緩やかな拡大をあげておきたいと思います。

中国減速の影響は無視できませんが、それでも上記のように
実力値ベースで5%台前半の成長は維持できるとみております。
この場合米国経済への負の影響は軽微で、したがって来年も
米国は緩やかな拡大を維持できるのではないでしょうか。

ただしあくまでも「緩やかな拡大」であり、例えばFRBが
3度も4度も利上げできるような環境は整わないと思います。

来年の米利上げは0.25%を2回程度といった、緩やかなペースに
とどまると僕は思います、そしてこの状況は円ドルレートに微妙な
影響を与えるでしょう。

来年一年をみれば原油安の影響もピークを越え、わが日本の
消費者物価も徐々に上がってゆく可能性が高いと思います、
米国のゼロ金利解除の先、市場はいったい何を材料にするので
しょうか・・・

市場は先を見ますので、必然的に

・緩やかな米国の利上げ
・日本のQQE(量的質的緩和)の終了

の組み合わせが視野に入ってくると思います。

この場合は米国の利上げにもかかわらず、逆に円が買われる可能性が
あるのではないでしょうか。

最後に番外編としてあげておきたいのは、ミャンマーへの
注目の高まりです。

昨日ミャンマー初の証券市場が開設されましたし、
来年には選挙で選ばれた新政権が成立する見通しです。

これを受け米国は、ミャンマーへの経済制裁の緩和を発表しました、
来年はアジア最後のフロンティア、ミャンマーがいよいよ世界経済に参加する
年になるのではないでしょうか。

同国は世界有数のルビーやサファイア、スピネルなど宝石の
産地でもあり、このようなカラーストーンの相場へも、
なにがしかの影響があるでしょう。

あらためて同国が脚光を浴びる場面が出てくると思います。


では今回はこのへんで。
(2015年12月10日)


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日本株、下期相場の焦点は

みなさんこんにちは。

ことしもそろそろ折り返し点が近づいてきました。
今回は日本株に焦点を絞り、今年後半の相場について
少し考えてみたいと思います。

以前から僕は、今期(2016年3月期)の日本企業の増益率を
13%程度とみておりましたが、いまのところその予想は
変えておりません。

先期末(2015年3月期末)のEPS(一株当たり利益)は、
約1125円でした、仮に上記予想のように今期の増益率が
13%だとすれば、今期末のEPSは約1270円(注)あたりに
着地することになります。

注)1125円×113%≒1271円

日本企業のPERの妥当値が、仮に16倍だとすれば
どうでしょうか。

この場合、2016年3月末の日経平均の妥当値は20,336円(注)
程度と計算できるわけです。

注)1271円×16=20,336円

これに対して現状はどうでしょうか。

昨日時点(6月3日終値)の日経平均株価は20,543円で、
既にこの水準を上回ってしまっています。

言い換えれば現在の株価は、今期の企業業績の拡大を
あらかた織り込んでしまっているといってよいでしょう。

問題はここからです。

株価は経済の先を読みます。ですからこれから先の株価は、
例えば来期(2017年3月期)の企業業績を
織り込みながら推移してゆくことなるでしょう。

その始まりは、例えば夏あたり。

例年8月あたりから市場の注目は、今期を通り越し、
来期の決算のに移ります。従ってこのあたりから
来期の予想EPSをどう読むかのせめぎあいがはじまることになる
わけです。

ではその来期EPSを、どの程度とみておけばよいのでしょうか・・・

よく円安は一回こっきりの効果で、円安進行がとまれば
企業業績の拡大も止まる・・・こんな風に言う人もいるようですが、
僕はそうは思いません、

2012年末に始まった超円高修正によって、企業は設備投資や研究開発、
人材教育など、前向きにお金を使う余裕が出てきたようですね、
原油安も企業業績にとって追い風です。

現在の為替水準が維持されるだけで、
好循環は続くのではないでしょうか。

もちろん海外の経済状況にも大きく左右されますが、
少なくとも2017年3月期あたりまで見渡して、企業業績に
大きな逆風が吹くような気配はありません、今のところは・・・

ですから現時点で来期の企業業績をあえて予想するなら、
たとえば今期と同じ程度の増益とみるのが妥当ではないかと
思うわけです。

このような考えに基づいて、来期のEPSを予想致しますと

1271円×113%≒1436円

という想定があって良いのではないかと思います。
さらにPER16倍が維持されるとすれば、妥当株価は

1436円×16≒23,000円

と計算できます。

この23,000円を、今年夏あたりから来年の今頃にかけての
上値として、意識しておいてよいのではないでしょうか。

ただし日本を取り巻く外部環境に、大きな変化が
なければのお話しです、注意してみておくべきは、
まずは米国の利上げのタイミングとその速度でしょう。

二つ目は欧州経済の行方で、ギリシャ問題には引き続き
注意が必要です。

三つ目は中国経済です、中国には両サイドにリスクが
あるとみております、片側は経済が予想より早く減速する
リスク。二つ目は経済減速に対する対策を過度に行い、
逆に資産バブルが起きるリスクです。

上記のようなリスクに目を配りながらも、大筋としては
23,000円を意識する・・・日本株に対しては、このような
見方でよいのではないかと思います。


では今回はこのへんで。
(2015年6月3日)


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2015年型ポートフォリオを考える

少し遅くなりましたが、今年もご愛読どうぞよろしく
お願いいたします。

新年早々風邪をひいてしまい、初回配信が一週間ほど
遅くなってしまいました、誠に申し訳ございませんでした。

さて今回は年初恒例の相場予想をお伝えしたいと思います。

内容は

1.今年の世界経済の注目点
2.地域別経済の予想
3.各種相場の流れと投資スタンス
4.2015年型ポートフォリオ

です、今回も相変わらず長くなりそうな予感がしております、
お時間無い方は1と2を読み飛ばして頂き、3からお読み
頂いて結構です。具体的な推奨資産構成は4でいたします。

ではまず今年の世界経済について予想してみたいと思います。

1.今年の世界経済の注目点


今年の世界経済について一言で申しあげるなら、
世界全体としては昨年に比べやや改善の方向ではないかと
思います。

いくつかの要因について、整理しておきたいと思います。

□米国の金融政策

まずは昨年停止したQEの影響から。

昨年10月にFRBはQEを停止しましたが、市場に供給された
マネーを吸収することはありませんでした。つまりFRBは手持ちの
国債や社債を償還まで持ち切るということです。

これはどういうことかと言いますと、あいかわらず
市場にはマネー過多の状態が続き、それらがいろいろな
投資機会を探して動めきやすい状態が、今年も続くと
考えてよいでしょう。

二つ目は今年あると予想される、利上げの影響です。

原油相場も急には反転するとは思えず、今年は世界的に
みて低インフレ状態が続くのではないでしょうか。

米国でもこの傾向はみられ、今年を通してみても
FRBが重視する物価や賃金は、なかなか上がらないでしょう。

このようなことから私は一般の予想より利上げはやや遅れ、
秋以降とみておりますし、その後の上げ幅や間隔も、
また緩やかなものにならざるをえないのではないでしょうか。

利上げはもちろん景気には負の影響を与えますが、このような
ことから米国経済に与える影響は、さほど大きくはないと思います。

□原油相場

昨年後半以来、急ピッチで原油安が進んでいますね、
昨日などは1オンス=40ドル台の半ばまで下げ、
リーマン・ショック後の最安値が迫ってまいりました。

この急落によって、世界経済のアチコチに負荷がかかって
いることは間違いなく、例えば為替相場や株式相場から、
不気味な軋み音が聞こえるようになってきました。

もちろん急な相場変動は好ましくはありませんが、このように
急激な下落相場が永遠に続くわけではありません、すでにいくつかの
産油国では、採算コストを大きく割れておりますし、米国の
シェール・オイルの採算もとりづらくなっているようです。

例え今のような低水準であれ、相場が安定しさえすれば
原油相場が世界経済に大きなマイナスの影響を及ぼすことは、
ないでしょう。

むしろ原油相場の低位安定は、(主に先進国である)原油の消費国
から、産油国への富の流出を抑制する方向に作用しますので、
世界経済全体を見た場合、プラスの影響とみておくべき
ではないでしょうか。

原油相場が低位で安定した場合、日本、欧州、中国、東南アジア、
米国など幅広い国や地域の経済が恩恵を受けることになるでしょう。

□欧州で働く遠心力

通貨統一の実験は失敗するのか・・・

今年もまたこの問題が蒸し返されようとしています。

そもそも国民性や価値観において、これほどまでに
距離がある多くの国々が、究極的には統一国家をめざすほど、
ヒトは成熟できていないのかもしれません。

ただし経済という観点で見た場合どうでしょうか。

既に2011年や2012年当時とは事情が違っております、
例え十分ではないにしろ、欧州では経済安定化基金が準備
されておりますし、昨年のストレステストを終え、金融システムも
徐々に安定を取り戻しつつあるといってよいでしょう。

私には現在の欧州の金融システムが、連鎖的な債務危機に陥るほど、
脆弱な状態にあるとは思えません。

たとえギリシャがユーロを捨てドラクマに戻ったところで、
欧州経済は冷静に受け止めることができるのではないでしょうか。

□新興国における突発性のリスク

一方で気になるのは、今年も一つ二つの国で、突発的な
危機が起きる可能性です。

もし年を通して今の原油相場の水準が続けばどうでしょうか、
今のところロシアの外貨準備は潤沢ですが、当局はいつまで
ルーブルを買い続けられるのでしょうか、外貨準備が枯渇する懸念は、
いずれ出てくるはずです。

ベネズエラには随分とお隣の中国が肩入れしているようですが、
同国の原油の採算ラインは高く、果たしていつまで中国は
支えるのでしょうか・・・

昨年の年初問題になったアルゼンチンと、米ファンドの
係争が決着したという話も、残念ながらまだ聞こえてきません。

このような国の一つで危機が発生した場合、同様のぜい弱性を
持つ国々に危機が連鎖し、世界的にリスクマネーの
巻き戻しが起きる場面があっても不思議はありません。

新興国全体でみれば、このようなリスクのレベルは下がって
きているように思いますが、上記3国は注意してみておきたいと
思います。

2.地域別経済の予想

□米国

年央から秋にかけ予想される利上げに対し、市場は警戒心を
高めているようですが、実体経済に目を転じれば、米国経済の
力強さは際立っています。

ガソリン価格の下落や、株価上昇による資産効果など、
個人消費にとって好ましい環境が続くとみられ、米国の消費は
今年も堅調に拡大するとみております。

原油安によってエネルギー関連企業は逆風を受けていますが、
経済全体でみれば原油価格の下落はプラスでしょう、個人消費の
拡大も期待でき、米国の企業業績は今年も一けた台後半の増益に
なると期待しております。

□欧州

昨年11月度の欧州インフレ率は−0.2%となり、いよいよ
水面下に沈みました、デフレの定義は「継続的な物価下落」ですので、
これをもって即デフレ入りとは言えませんが、それでも事態はより
深刻化していることは間違いないでしょう。

しかも原油価格の下落による物価引下げ効果は、
12月以降も続きます。

既にECB(欧州中央銀行)によるQEは、「やるか否か」という段階を
越え、「いつ、どの程度の規模で行うか」という段階に入って
いるのではないでしょうか。

以前からドラギ総裁は1兆ユーロ(約140兆円)程度の資産買入れを
主張していますが、仮にこの規模で行われたとすれば、ECBによる
資金供給量の規模は、日銀のそれを大幅に上回り、米FRBによる
QE3に迫るモノになります。

QEの効果について疑問を持つ方もおいでですが、
私はそうは思いません、「景気は気から」・・・生活者の
デフレマインドを払しょくし、好循環につなげる良いきっかけになる
ことは間違いなく、それは我が国や米国の前例をみても明らかです。

ただし欧州の場合現状が悪すぎますし、ギリシャのユーロ離脱の
可能性も捨てきれません・・・QEの実施は景気の押し上げ要因では
ありますが、それを踏まえても0%台後半の成長がせいぜいでは
ないでしょうか。つまり0.7%とか、0.8%といったイメージです。

□日本

今年の日本経済は比較的好材料に恵まれている
ように思います。

円安効果は単年度でお終い・・・このようにお考えの方も
多いようですが、私はそうは思いません、仮にドル円相場が
現在の水準で固定されたとしても、時間の経過とともに顕在化する
効果もあるはずです。企業は継続的な余裕があって、初めて人材や
設備、研究開発に対する投資を増やせるという面もありますので。

さらに来期は原油安も加わりますので、企業業績は
拡大するでしょう。

今期(2015年3月期)は8%程度の増益とみられているようですが、
来期(2016年3月期)はさらに拡大し、10%台前半の増益を
期待してよいのではないかと思います。

これに対し個人消費のほうはどうでしょう。

昨年の消費税増税以降、個人消費がなかなか伸びて参りませんが、
今年は企業業績の拡大が、賃金の上昇に結びつきやすくなる
のではないでしょうか。

さらに4月以降は消費税増税の負の効果が無くなりますので、
サラリーマンもようやく景気の回復を実感できるように
なるはずです。

夏場以降は消費の拡大が企業業績を押し上げ、それが
また賃金の上昇を通して消費を支える・・・このような
好循環に入ると期待しております。

□新興国

中国について、毎年のようにハードランディングを心配
される方がおいでですが、私はあまり気にしていません。

共産党による一党支配。その気になったら何でもできる
お国柄です、少なくとも13億国民の支持を得ているあいだは・・・

今年の成長目標は、昨年までの7.5%から下げ7.0%にすると
見られていますが、今年も小粒の景気対策を小出しにし、
7%程度の「ちょうどいい湯加減」を目指すことに
なるでしょう。

アジアではインドとASEANに期待したいと思います、
やや強引なところもあるようですが、昨年就任したモディ新首相の
政策は、ながらく中国の後塵を拝してきた同国を、少なくとも
その成長の速度において一変させる可能性を秘めているように
思います。ASEANとともに原油安効果も見逃せません。

この地域の経済は昨年以上の成長を予想しております。

一方で原油依存度の高い国、冒頭申しましたがロシアや
中東、一部の産油アフリカ諸国、中南米の産油国・・・
このあたりには懸念を持たざるをえません、場合によっては
一つ二つの国でデフォルトを覚悟しておきたいと思います、
その際に相場への影響は後段でふれさせて頂きます。

では上記のようなことをふまえ、相場はどのように動くの
でしょうか。引き続きこの点について考えてみたいと思います。

3.各種相場の流れと投資スタンス

□株式

上記のように、私は今年の世界経済に対し総じて強気で
見ております。ただしそれが株価に素直に反映される
とは考えておりません。特に気になるのは相場の振動で、年の前半は
米国の利上げ懸念から、短期的な振れ幅は大きくなると見ております。

また原油相場の急落から、すでに株価は不安定モードに入りつつ
ありますが、仮にその不安が現実のものになり、例えば産油国の
経済不安が顕在化した場合、相場は一時的に急落・・・新興国
に限らず、そもそも原油安の好影響を受けやすい我が国や米国ですら、
大きく売られる場面があると覚悟しておくべきでしょう。

以下簡単に地域別に

・米国株

2015年12月期の米国企業は、8%前後の増益となる可能性が
高いと思います、米国株の平均PERは16倍前後と妥当な水準に
あり、今年は上記増益率程度の株価上昇はあっていいと思います、
ただし利上げや原油安から相場の振動は、特に年のはじめ大きく
なるとみております。

・欧州株

QE実施を前提に、特にドイツや北欧諸国の株は大きく上昇する
可能性が高いと思います。ただしウクライナ問題や原油安から
不安定化するロシア経済への影響には要注意、下げたところでカイ
のスタンスをお勧めいたします。

・日本株

来期(2016年3月期)の企業業績の拡大に期待したいと思います、
仮に12%の増益になれば、日本株の平均EPS(一株当たり利益)は
1230円程度まで増えます、PERが16倍だとすれば高値のめどは、
日経平均19700円といったところではないでしょうか。

・新興国株

総じて楽観してはおりますが、今年は昨年以上に地域差が
大きくなると思います、上記のようにインドやASEAN諸国株には
期待していますが、それ以外の地域は少し心配です。戦術としては
新興国分散型のETFへの新規マネーの投入は避けたいと思います、
代わってインド株、ASEAN株など地域限定ETFをお勧めします、
既に新興国分散型ETFをお持ちの方も、新興国株の中での銘柄
入れ替えをご検討ください。


□国際商品

既にCRB指数は220に接近しており、これはリーマン・ショック直後
の低水準です、もちろん主因は原油はじめエネルギー価格にありますが、
例えば非鉄金属、貴金属、農産物なども低迷しているといって
よいでしょう。

では今年はどうなのでしょうか。

原油相場は既にリーマンショック直後の安値水準に接近して
おり、いくつかの国では採算割れ現象が起きているようです、
私は今の相場は行き過ぎで、数か月先には60ドル程度までの
回復があっていいと思います、そのような観点で原油の買いは
面白いのではないでしょうか。

貴金属も面白いと思いますよ、特にプラチナ。欧州がQEを
決めるなら、短期投資ですら勝算はあるでしょう、パラジウムも
この場合つれ高が期待できます、昨年のパラジウムは3年連続の
供給不足に終わったようですが、すでに供給能力は限界に達して
おります、ここのところ値動きが地味になっていますが、えてして
このようなときが仕込みのチャンスだったということはよくあります、
プラチナ同様面白い投資だと思います。

金をお買いになるなら現物による長期投資をお勧めいたします、
採掘コストすれすれの今は、買い増しのチャンスではない
でしょうか、今年も年間を通して1200ドル割れをめどに
少しずつ買い増されるとよいでしょう。

これに対し非鉄金属には期待しておりません、最大の消費国中国が
この状況ですから、今年もまたガマンの一年が続くでしょう。

穀物には期待しています、昨年の北半球は好天に恵まれ、特に
米国におけるトウモロコシは史上最大の豊作という結果でした。

今年はどうなのでしょうか。

2年連続の豊作なのか、それとも・・・神のみぞ知る領域では
ありますが、仮に読みが外れて豊作になったとしても、
相場は既に随分安値圏にあります、ここから落ちてもケガは
知れているという割り切りがあって良いのではないでしょうか。

気象庁は昨年11月「エルニーニョが発生したと思われる」との
発表を致しました。

□債券

振り返ってみれば昨年は一本調子の上昇相場でした、
ここまで相場が上昇したのは、中央銀行という明確な買い手が
いたこと、さらには世界には巨額の資本を要する成長領域が、
少なくなってしまったからではないでしょうか。

米国はQEから卒業しましたが、我が国や欧州ではこれからが
本番です、つまり国債の買い手としての中央銀行は今年も
顕在ということではないでしょうか。

ただしすでに国債の金利は未踏の領域まで下がって(国債相場は
上昇)おり、我が国や欧州の一部ではマイナス金利という異常
な状況が生まれています、従ってここからさらに債券が買われ
続けることはないでしょう、逆になにかのきっかけで、この
債券バブルが破裂するリスクも多少頭にいれておきたいと思います。

このようなことから、今年も私は債券を推奨するつもりは
ありません。

□その他資産(オルタナティブ)

今年に限ったことではありませんが、リーマン・ショック以降
繰り返されてきた、各国中央銀行によるQEによって、世界の
マネーと実体経済のアンバランス状態は、ますます顕著になり
つつあるように思います。

私たち個人投資家にとって、質的分散と地理的分散の重要性は、
ますます高まってきていることはまちがいないでしょう。

以下取り上げるヘッジファンド、不動産、貴金属、
クラシック・コインなどは、いずれもその他資産という地味な位置づけ
ではありますが、このような資産は上記のような質的分散や地理的分散を
実現するため、非常に重要な役割を担っていることは言うまでもありません・

・ヘッジファンド

昨年は久々にマネージド・フューチャーズの当たり年で、
Cedit Swisseのヘッジファンド指数によれば、このカテゴリー
の平均収益率は16%を越えました(11月までの11ヶ月)。

多くのマネージド・フューチャーズにとって、原油価格の急落や、
ドルの独歩高、国債価格の緩やかな上昇は、極めて収益を得やすい
環境だったといえるでしょう。

では今年はどうでしょうか。

私は特に年の前半は、トレンド・フォロー型運用をとる
これらのファンドにとって、難しい時期になると思います、
一方で逆に、年の中盤から後半に掛け、相場の短期振動が
落ちつくなら、マネージド・フューチャーズの収益は回復に
向かうでしょう。

一年を通じてみれば、主要なプログラムで年間10%程度の収益を
得ることは、さほど難しくはないと思います。

ヘッジファンドに対し、今年は中立で臨みたいと思います。

・不動産

不動産は人が住んでナンボです、長期的な資産価値の維持、
あるいは上昇に期待するなら、人口密集エリア、しかもインフラが
整備されているエリアであることが条件になります。

アジアの諸都市でも条件に適合している都市はありますが、
シンガポールや香港は既にバブル的な水準にあると思います、
タイやインドネシア、フィリピンなどの主要都市は悪くはないと
思いますが、異なった習慣、法、宗教など諸事情を考えますと、
先進国の不動産とは一線を引いて考えておくべきでしょう。

一方で東京の不動産はアジアの諸都市に比べると、
まだ割安感があると思います。東京オリンピック後を心配される方も
おいでですが、ご存知のように東京は常に進化する都市です。

オリンピックは不動産にとって悪いお話しではありませんが、
オリンピック後も東京は魅力を維持、拡大できると思いますし、
またそうならなければ我が国の将来は暗いでしょう。

・クラシック・コイン

英国の大手コイン商Stanley Gibbons社がまとめたRare Coin Index
をみますと、2002年〜2012年の間のイギリスの、
レアコインの上昇率合計は+248.5%、複利ベースの年間上昇率は
13.3%となっています。

そもそもコイン収集家は、ファンドや株式の投資家と違い、
いったん手に入れば、よほどのことがない限り売りません、

上記インデックスをみますと、2008年リーマンショック時も
相場は上昇していますが、それは金融ショックで損失を受けた人種と
異なった人たちが購入しているからだと思います。

近年上記のようにイギリスのコインは随分上昇しましたが、
なにもイギリスに限ったことではありません、フランスやイタリア、
ブラジルやメキシコ、インドなどのコインも上昇しています、

あまりご存知のかたはいらっしゃいませんが、わが日本の
明治金貨もこの数年で勢いよく上昇しているのですよ。

世界的にみて、コインを長期で持ちたいと考える、
質の良いコレクターが徐々に増えているように感じております、
世界的にマネー過多の状態が進む中、現物資産としての
コインの価値は、今年もまた上昇が期待できるのでは
ないでしょうか。

今年もヨーロッパや南米、日本、アジアなどバランスよく
組み入れることをお勧めいたします。


4.2015年型ポートフォリオ


以上を踏まえ、最後に今年の推奨ポートフォリオについて、
まとめさせて頂きます。

毎年申し上げていますように、これは一つのサンプルで、
実際にはお一人お一人の経済状況やライフプランに
よって異なります、あくまで一つの投資のヒントとして
ご活用ください。


□2015年型ポートフォリオ

・先進国株(20%)

1.日本株ETF
2.欧州株(ドイツや北欧株)ETF
3.米国株ETF

・新興国株(10%)

1.ASEAN株ファンド
2.インド株ETF
3.フィリピン株ETF

・コモディティ関連資産(10%)

1.パラジウムETF
2.プラチナETF
3.穀物ETF
番外.原油ETF

・債券(0%)

・不動産系資産(35%)

1.日本不動産現物
2.日本REIT
3.米国不動産現物


・オルタナティブ(25%)

1.マネージド・フューチャーズ
2.収集用コイン(ヨーロッパ各国、中南米、アジア、日本)


全体的に今年は株やコモディティなど、サイクル性資産
のウエイトを10%下げ40%といたしました。

内訳は株式が30%、コモディティが10%です。

これに対し非サイクル資産(現物系資産およびオルタナティブ)
を10%引き上げ60%といたしました。

現物資産やオルタナテイブの比率を高めたのは、
繰り返しになりますが、世界的なマネー過剰状態に対する
不安からです。

では順を追ってご説明いたします、まず株式ですが、
今年は新興国株市場で起きる不安定な事態を想定し、新興国株を
昨年の20%から10%に大幅に下げました、投資対象は新興国
の中でも高い成長の維持が見込めるASEAN、インド、フィリピン
といった地域です。

これに対し先進国は20%と、逆に大幅に増やしました、
理由は上記の裏返しです、投資対象は原油安の好影響や円安効果など
材料豊富な日本株、次はQE実施とセットで上昇する北部欧州株、
米国株も一定の期待はしております。

コモディティに関しては、今年は10%の大幅下げで、10%の
配分とさせていただきました、組み入れ対象は(今年もしつこく)
パラとプラ、それに夏場の天候不順への期待から穀物です、
目先下落を覚悟の上、原油の反転狙いも面白いでしょう。

なお債券は今年もゼロです。

ここまでがサイクル性の資産で、合計は40%と今年はやや
安全運転を心がけたいと思います。

続いて「非サイクル資産」である、不動産とオルタナティブ
です。

まず不動産系資産に関しては、今年は昨年より5%増やし
35%とさせていただきました、不確実性の高まりを懸念し、
ここはやや多めにお持ちになることをお勧めいたします。

内訳は日米の現物不動産ですが、米国不動産はやや割高感が
でてきているように思います、そこで3番目とさせて頂きました、
REITを2番目にあげさせて頂きましたが、すでに理論価格から
随分と上方へのかい離が進んでおり、ややリスクがあるかも
しれません。

オルタナティブについても不動産同様5%増やして25%です、
マネージド・フューチャーズは昨年ほどの期待はできませんが、
それでもまずまずのリターンは得られるでしょう。

クラシック・コインは今年意識して投資したいと思います、
現物資産への分散という意味もありますが、長期的に見た
収益への期待もあります。資金に余裕のある方は、量に走らず、
良いものを少しずつ増やすこと。安物買いをせず、状態の良いもの、
残存数の少ないものを少しずつ買い増されることをお勧め
致します。


以上です。


今年もまた随分長くなってしまいました、
ほとんどの方は途中で読むのをやめてしまったかもしれませんが、
最後までお読み頂いた方、誠にお疲れ様でした、書いているほうも
結構疲れます。

ただ中身は凝縮されていますし、
毎年この予想は結構高い精度で予想できています、
皆様の投資のヒントとしてお役にたてれば幸いです。


ご参考までに昨年の年初に配信させていただいた
メルマガは以下です、昨年も手前みそながら高い精度で
予想できたと思います。

http://www.ginzafp.co.jp/info/140110_2.html

最後になりましたが、今年一年の皆様の投資の成功を心より
お祈りしております。

では今年もよろしくお願いいたします。
(2015年1月14日)


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米国株はバブルか

みなさんこんにちは。

ここのところ米国株は史上最高値圏で推移中、
S&P500指数も、史上初の2000ポイントのせです。

バブルは崩壊して初めて気づくもの・・・

史上最高値、初の2000ポイント乗せなど景気の良い
言葉を耳にしますと、逆に「米国株はバブルじゃないか」
とご心配の方も多いのではないでしょうか。

今回はここいらを少し考えてみたいと思います。

株価の妥当性を計る指標はいくつかありますが、
PERは有効な指標ではないかと思います。

PERは株価を一株当たりの利益で割った値です、
簡単にいえば

「向こう何年間の利益を株価が織り込んでいるか」

を示す値といってよいでしょう、
例えばPERが10倍なら、むこう10年間の利益を
株価は先取りしているわけです。

ではこのPER。いったい何倍程度が妥当なのでしょうか。

5倍といえば5倍、20倍といえば20倍、数字などそもそも
相対的なものですから、妥当な水準など後付(あとづけ)
の理屈にすぎないような気も致します。

それでも人間は株式相場というものを長らく運営して
きましたので、それなりの経験値というものも
あるわけです。

経験に基づく妥当なPERの水準として、
先進国株で16倍前後、新興国株の場合それより
やや高く、おそらく20倍前後は許容されるのでは
ないでしょうか。

ではそのような観点での米国株です。

現在の米国株のPERは、NYダウ構成銘柄の平均で
約16倍です。

この数字は、先ほどの先進国株の妥当PER16倍と
ほぼ一致しておりますので、この点だけをみれば
『米国株は史上最高値圏にあるが、決してバブルではない』
ということになるわけです。

ただし物事にはいろんな側面があります、
例えばPERの前提になる企業業績のほうがバブル化して
いるという可能性です。

株価は

PER×「一株当たりの利益」

という式で表現できますが、仮にPERのほうがバブル化
していなくても、「一株当たりの利益」がバブル化
していたとすればどうでしょうか。

この場合もやはり株価はバブル化することになるわけです。

では今の米国企業の「一株当たりの利益」、
言い換えれば、今の米国企業の業績はバブル化して
いるのでしょうか。

FRBが2008年以降続けたゼロ金利とQEによって、
確かに米国経済は活性化し、企業業績も回復傾向に
ありますが、例えば米国の金融機関がリーマン・ショック前の
ようにボロ儲けしているわけではありません、金融機関に
対する法的規制の影響もあるでしょう。

アップルやグーグル、アマゾンなどIT企業は
確かに驚くような高収益を上げていますが、彼らは自ら
創造した商品やサービスに基づいて、正当な儲けを享受
しているようにみえます。

ご参考までに、米企業の四半期ベースの一株当たり利益の
推移をみますと、リーマン・ショック直前の四半期が約20ドル、
これに対し直近の四半期が約25ドルです。

確かに25%ほど増えてはいますが、
この間に流れた6年という年月を考えますと、
米国の企業業績は、実に緩やかなペースで拡大して
きたといってよいのではないでしょうか。

以上のような観点で、私は米国企業の業績に
バブル感はないと考えています、少なくとも今の
ところは・・・

つまり

株価=PER×「一株当たりの利益」

という式において、PER側にも、そのお隣の
「一株当たりの利益」にもバブル的な要素は見当たらず、
結果的に米国株はバブル的な状況にはなく、正常な
範囲の中で推移しているといってよいのでは
ないかと思います。

米国企業は今後も順調な業績拡大が予想されており、
7-9四半期で約11%、10-12四半期で約12%の増益と
見られています、もしこの予想が正しければ、米国株も
また上昇傾向が続くとみておくべきではないでしょうか。


では今回はこのへんで。
(2014年8月27日)


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今年後半の貴金属相場-2

みなさんこんにちは。

今回はお約束通り白金族のお話しを致します。

まずはプラチナからです。

プラチナ相場に大きな影響を及ぼす南アフリカのストライキが、
ようやく先日終結しました。

が、相場は意外にもほとんど下げず、現在1オンス=1500ドル
手前あたりで推移中です、プラチナ生産の南アフリカ依存度は
実に72%(注)と極めて高く、本来ならスト終結は売り材料に
なるはずです。

注)Jhonson Matthey:Platinum2013 より

スト終結の報道があったのは6月12日でしたが、
その前後の値動きをみますと以下のようになります。

・6/10 1478ドル
・6/11 1483ドル
・6/12 1438ドル
・6/13 1437ドル
・6/16 1441ドル
・6/17 1427ドル
・6/18 1451ドル
・6/19 1459ドル
・6/20 1456ドル

注)ロンドン市場午後終値

そして先週末7/4の終値は1503ドルで、早くもスト終結前の
価格を上回りました。

ストが終結しても、すぐに生産が回復するわけではありません、
設備の整備や安全点検作業などもあり、生産量が戻るまで
概ね3か月程度かかると言われています。

スト終結以降の相場上昇は、このような点を踏まえ、
当面在庫がタイトに推移するとの予想によるものでは
ないかと思いますが、それ以外にも相場が注目している
材料はあると思います。

まずは欧州経済の回復予想だと思います。

プラチナは欧州で生産されるディーゼルエンジン車の
触媒として大量に使われますので、欧州経済の回復はプラチナ
相場にとってプラスです。

他の先進国経済に比べ出遅れていた欧州も、ようやく
プラス成長が定着しそうな雰囲気になってきました、
ただし物価のほうは直近で+0.5前後で、ECBが目標とする
2%には遠く及びません。

今後もこの低インフレ状態が続けば、いずれECBは
日米同様のQE(流動性供給策)の導入に追い込まれる
可能性はあると思います。

欧州におけるQE導入は、同エリアの経済成長に寄与し、
その場合プラチナ相場にはプラスに作用するでしょう。

今のプラチナ相場はおそらくそこも見ているのでは
ないでしょうか。

欧州経済が順調に回復すればプラチナは買われ、
逆に経済がイマイチでもQE導入期待からプラチナは買われる。

このような予測から、僕は下期のプラチナ相場は
上昇する可能性が高いと考えております。

パラジウムに対してはさらに強気でおります。

また長くなってきましたので、
この続きは来週させて頂きます。


では今回はこのへんで。
(2014年7月8日)
 

【資産運用セミナーの知らせ】


弊所では今年2回目のセミナーを以下企画させて頂きました、
皆さまにご参加頂きたく以下ご案内させて頂きます。


◆銀座なみきFP事務所、2014年第二回目セミナー


□タイトル:『2014年下半期の相場を考える』

□企画趣旨:

早いもので今年も下期に入りました、
ここいらあたりで下期の投資戦略を再検討される方も多いのでは
ないでしょうか、今回のセミナーではいつものように、株式、債券、
国際商品、不動産、ヘッジファンドなど幅広い金融商品に対する
相場を予想してみたいと思います、下期投資の参考にして頂ける
のではないでしょうか。


□スケジュール等:


テーマ:『2014年下期の相場を考える』
サブタイトル:〜下期の世界経済予想と推奨ポートフォリオ〜

内容:

・2014年下期の世界経済はどう動く
・相場見通し(株式、コモディティ、為替、ヘッジファンド)
・推奨ポートフォリオのご説明
・具体的な組み入れ商品の解説
 (海外ETF、国内上場ETF、コモディティETF、貴金属現物、コイン、
  マネージド・フューチャーズ、不動産などなど・・)

【第一回目】

日時:7月17日(木) 14:00〜16:00(あと1席になりました)
場所:弊社会議室
地図:http://www.ginzafp.co.jp/company/map.html
費用:3,000円(税込、ただし弊社の契約者は無料、ただしレポート会員様は有料)
参加人数:最大7名

いつものようにセミナー前後に「無料お試し相談」をお受けいたします、
ご希望の方は事前にお申し込みくださいませ。


時間帯は以下の通りです

7/17(木)

・11:30〜12:30
・12:30〜13:30
・16:30〜17:30(埋まりました)
・17:30〜18:30(埋まりました)

などをご希望ください。

【第二回目】

日時:7月18日(金) 18:30〜20:30(あと4席ございます)

セミナー前に「無料お試し相談」をお受けいたします、
ご希望の方は事前にお申し込みくださいませ。


時間帯は以下の通りです

7/18(金)

・12:00〜13:00(埋まりました)
・13:00〜14:00(埋まりました)
・15:00〜16:00
・16:00〜17:00

などをご希望ください。

【第三回目】

日時:7月24日(木) 14:00〜16:00(あと4席ございます)

セミナー前後に「無料お試し相談」をお受けいたします、
ご希望の方は事前にお申し込みくださいませ。


時間帯は以下の通りです

7/24(金)

・11:30〜12:30(埋まりました)
・12:30〜13:30
・16:30〜17:30
・17:30〜18:30

などをご希望ください。


以上、本セミナーが皆さまの今後の資産運用やライフプランにとって、
少しでもお役に立てれば幸いです。


     多数の皆さまのご参加をお待ちしております。


なお申し込みはメールに「セミナー参加希望」とお書き頂き、
お名前、お電話番号を明記の上お送りください。

最大でも7名に達した時点で締め切らせて頂きます、
その点もあらかじめご承知置き頂けますようお願いいたします。

お問い合わせは  03-3574-0670
お申込み:info@ginzafp.co.jp

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